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会社員のままでいるという選択

こんにちは。子育てミニマリストのメメです。

最近は、フリーランスや個人事業主のイメージもよくなり、起業や独立を考えている人もいると思います。
個人事業主やフリーランスは会社員と違い、成果と報酬が比例(指数関数的にという方が正確かもしれません)しており、収入は青天井です。

Youtubeの動画編集やサムネイル作成、ハンドメイドの販売、せどりなど時間や場所に拘束されずに、サラリーマンよりも稼ぐことは簡単になってきているように思います。
それでは、会社員でいることは悪いことなのでしょうか?
今回は私なりに会社員のメリットについてまとめてみたいと思います。

1.福利厚生が充実している

これは会社のアピールポイントにもよく挙がる話題だと思います。
しかし、自分の会社の福利厚生を全て把握している人は意外と少ないのではないでしょうか?
勿論、私自身も全てを網羅しているわけではありませんが、ここではいくつかの例を示していきたいと思います。

各種手当

これは扶養手当や住宅補助などが挙げられますね。
個人事業主でも、自宅を職場に設定すれば家賃の一部は経費として計上され、節税につなげることができると思いますが、扶養手当に関してはもらえません。
勿論、扶養手当をもらうためにはパートナーは扶養の範囲内で働く必要がありますが、専業主婦の方にはメリットがありますね。

一部の危険な作業を実施する場合や、引越し時の諸費用を負担してくれる場合も手当がつく場合があります。
会社によっては何年かに一回手当の金額の見直しが行われており、私の職場でも家賃補助金額の上限が上がりました。

基本的には職場の経理の方が把握していると思いますが、手当を受け取る権利があるのに知らずに受け取れなかったということがないように、自分の会社で何の手当がもらえるかしっかりと把握しておくことが大切です。

団体割引

団体割引に関しても大企業には多いのではないでしょうか?
例えば、火災保険や共済などの保険料金が10%程度安くなったり、優待カードを見せると割引がきくなどです。

特に火災保険に関しては賃貸の契約時に提携している保険会社の火災保険にそのまま入っている人も多いのではないでしょうか?
基本的に不動産会社と連携している火災保険は割高なものが多いです。

私も、以前は不動産会社と連携している保険会社の火災保険に入っており、年間1万円程度払っていましたが、今は会社の団体割引を利用して年間4,000円程度(汚損、破損及び日常生活賠償特約付き)に収まっています。

特に、子どもがいる方は子どもが賃貸の窓や壁を壊したり汚してしまうこともあるのではないでしょうか?
そういう場合は汚損や破損の特約が使えます。
一般的には汚損や破損の特約をつけると割高になりますが、団体割引を使うとだいぶ安く済みます。

また、日常生活賠償特約についてはいわゆる自転車保険も含んでいます。
私の契約した特約では家族も補償の対象になるため、子どもが自転車で怪我をさせてしまった場合も、3億円程度の補償が受けられます。
月額換算すると150円程度なので入っておくことをおすすめします。
県によっては自転車保険の加入を義務にしているところもありますが、火災保険や傷害保険に自転車保険が含まれている場合も多いため、加入が義務になったからと言って新たに契約するのではなく、今一度自分の契約している保険内容を把握しておくことをおすすめします

また、火災保険は自動車保険と違い、事故が起きたからといって保険料が上がるようなことはありません。
ただし、汚損や破損に関しては、事故が起こってから何ヶ月までなどの期限があると思うので、注意が必要です。

優待カードに関しても、意外と使える場所があります。私の場合は、映画館やお寿司屋さんなどで10%の割引がありました。
優待カードありきで買い物をするのは、消費が増えるのであまり望ましくありませんが、買うつもりの物があれば一度優待カードが使えないか調べてみるといいです。

定期預金や定額預金

会社によっては民間の金融機関よりも高い利率で定期預金や定額預金ができる場合があります。
私が普段使っている楽天銀行では楽天証券と連携させることで、普通預金の利率が0.1%になるサービスがありますが、それよりも遥かに高い利息がつく場合もあります。

特に、新入社員の方は初めての給料で使ってしまいたくなる気持ちもあると思いますが、比較的利率の高い定額預金などを利用して生活防衛資金として生活費の6〜12ヶ月分の現金を確保しておくことをおすすめします

保険料や医療費が安く済む

月々の医療費が一定額を超えたら医療費が定額になる高額療養費制度は誰でも使えるため、知っている方も多いと思います。高額療養費制度は収入にもよりますが、医療費が高額になった場合、月々の医療費の支払いは8万円程度で済む場合が多いです。

あまり有名ではありませんが、会社によっては、高額療養費制度の他に付加給付金制度を取り入れているところもあります。これは、高額療養費制度に上乗せして給付を受けられる制度で、月々の本人の医療費の上限が2万5000円程度に抑えられる場合もあります
付加給付の制度は比較的大きな企業に導入されているようですが、会社の制度をしっかり把握した上で、公的補償と会社の補償で足りない部分を民間保険で補うようにしましょう。

また、インフルエンザの予防接種に関しても会社から助成金が受け取れる場合もあります。今一度、会社の助成金制度を把握しておくことをお勧めします。

2.収入が安定している

これは、会社員のメリットでもありデメリットでもあると思います。

資産形成のプランが立てやすい

最近では全世界株式の投資信託など、低コスト(手数料が0.5%以下)のインデックスファンドに毎月ドルコスト平均法を用いて定額を積み立てる方法が、投資の王道とされています。
クレジットカードで支払うことで、0.5~1%程度のポイントも貯まるため、投資信託に関する手数料を加味しても実質的なコストはマイナスといえます。

資産形成をしていく上で一番大切なことは、
どんなに景気が悪くても低コストのインデックス投資を続けること
です。

私は、ボーナスは基本的に全額、投資に回すようにしています。証券会社によってはボーナス月の増額を設定できるようですが、私は月々の積立額を一定にしたいため、ボーナスを月額換算し、月々の積立額を増やすようにしています。
現在の目標は、資産を税金を加味せずに4%で取り崩した際に120万円/年(月10万)となる3000万円を目標に投資しています。年間120万あれば、毎年家族で海外旅行に行くことも可能ですね。

勿論、収入は景気に左右される場合も考えられますが、個人事業主やフリーランスよりは収入が安定しているため、毎月の投資の金額をいくらにするかなど資産形成に関するプランが立てやすく、また続けやすいと思います。
会社員である以上、リストラのリスクもあるため、副業をするなど収入の柱を複数用意し、無理のない範囲で投資を続けていくことが大切です。

審査が通りやすい

これは、クレジットカードや賃貸の契約、ローンの審査が通りやすい点です。
私は、個人事業主ではないため、正確なことは言えませんが、「会社員から独立して収入が上がったにも関わらず、賃貸の審査に通らなかった」という人の話もよく目にします。

もちろん、家賃がそこまで高くない場合は審査の基準も低くなると思いますが、「賃貸の契約が通るのは当たり前のことではない」と思います。会社にはそれだけの信頼と知名度があるということです。

ローンに関しては、会社員としての信用を活用して、車のローンや上限ギリギリの住宅ローンを組む人もいますが、もし、会社で働けなくなった場合に生活が破綻してしまう場合もあるため、オススメしません

クレジットカードに関しては、2022年の1月からマネックス証券でもクレジットカードによる積立投資が可能になるそうです。
マネックスカードは審査が厳しいそうなので、もし独立などを考えている方は会社員のうちに申請しておくといいかもしれません。

3.まとめ

今回は会社員を続けることについて考えてみましたがいかがだったでしょうか?
意外と会社の福利厚生や制度を全て理解しておらず、余計な保険やオプションをつけてしまっている人も多いのではないでしょうか。

時間の関係でメリットしか紹介できませんでしたが、会社員を続けると言う選択も悪くないかもしれません。

もちろん、収入の柱を会社にだけに頼ってしまうと働けなくなってしまった場合に生活が成り立たなくなることもあり得ます。
そうならないためにも、普段から空いた時間で自分の好きなことを副業に稼いでみたり、インデックス投資によって資産収入を得るなど、経済的に自立することが大切です。

私の好きな鬼滅の刃のセリフで、「生殺与奪の権を他人に握らせるな」というセリフがあります。
会社に依存した生き方はまさに「生殺与奪の権を他人に握られている」状態ではないでしょうか?

まだまだ先は長いですが、経済的な自立した状態を目標に頑張っていきたいですね。

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