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私の旅行中に自宅で電気代を食っていた家電

8月から9月にかけて、仕事でオーストラリアに滞在していたので、ひと月近く自宅をあけていたわけですが、その期間を含む光熱費の請求が立て続けにきました。

水道代は、予想通りふだんよりも劇的に少なかったので、なんか得したような気分です。使っていないので、当たり前ですが。

で、電気代もそうであろうと見てみてみると、
… いつもとあんまり変わらない。
え、なんで?

若干少なめではあるものの、電気の消費量は去年の同時期の8割ていど。
3カ月分の請求額で、その間ひと月不在でしたから、ひょっとしたら電気代も3分の2くらいで済むかと思ってたんですが。

でも、ちょっと考えれば、それもそのはず。
家電のいくつかは留守中も動いています。

家計のやりくりについてはプロである主婦の方々から、「まだまだ甘いな」と、言われそうです。

留守中も稼働している家電

でも、私が最初、とっさに思ったのは、「電力会社がメーターを読み間違えたのではないか」。

長いイギリス生活で、この国のインフラがらみは、まず疑ってみる癖がついてしまいました。この国に住んで以来、「こんなもんかな」と黙って引きさがるなどという日本人の慎ましさは、とっくの昔に失っている葉隠です。

即、電力会社に電話しました。

葉隠:「しばらく不在にしてたのに、電気代がけっこうしてるんだけど、断りもなく値上げした?」
電力会社:「してません。」
葉隠:「でも、思ってたより請求額が高いんだけど」
電力会社:「ちなみに、大きいボイラー使ってます?」
葉隠:「いーえ。小さいフラットだし、そんなに大きいボイラーでもないけど?」

ボイラーについては想定済みです。出かけるときはいつもスイッチをオンにしたまま行きます。以前、節約のつもりで、電源を切って1週間くらい家を空けて帰ってきたら、再度ボイラーでお湯を沸かすのにえらい時間がかかり、それに伴って電気代も結構かかった経験があるからです。(ただし、これはボイラーの種類と不在にする期間によります)

電力会社 「じゃ、冷蔵庫は?アメリカ式の大きいやつとか」

あ。それだ。
うちの冷蔵庫はデカいです。高さが天井近くまである、ビルト・イン型のものです。

犯人はこいつか。
いつもお世話になっている冷蔵庫をいきなり犯人よばわりです。

スィッチオン・オフの見極めは難しい

電話の対応をしてくれたオペレーターは、念のため、私が不在だった期間の1日ごとの電気消費量もチェックしてくれました。

オーストラリアに発った日から帰英した日までのあいだは、毎日たがわず同じ量。電力消費量からみて、ボイラーと冷蔵庫で間違いなさそうです。メーターの誤作動でもなく、読み間違いでもありません。
疑ってごめんね、電力会社の人。

冷蔵庫は、ボイラー同様、短期間の不在ならスイッチを付けたままにしておいた方がいいと思います。再稼働するのに時間がかかることに加えて、庫内をつねに冷やしておかないと雑菌がわいたりするからです。

長期にわたって家を空けるなら、庫内の物は全部だして、掃除し、電源を切って、冷蔵庫のドアは開けた状態で行く、という方法もあるようです。

でも、中期・短期の不在の場合、あと先の手間を考えると、冷蔵庫のスイッチを入れたり切ったりするのが本当に効率的なのかどうかは微妙なところです。

私の場合、旅行に出る際は、いつも食べ物は使い切っていきますが、冷蔵庫の電源を切っていったことはありません。今度試してみようかとも思いますが、冷蔵庫と冷凍庫の両方とも、タイミングよく中身を完全にゼロにするのって、なかなか難しいです。

節約って、計画性が大事なんですね。

うちの冷蔵庫には、けっきょく電気代をくわせるままにするしかないかもしれません。もし、これから買うのであれば、身の丈に合ったものを買うべきでしょうけど。

あいにく、我が家の冷蔵庫は備え付けのもので、現状は問題なく稼働しているので、まぁ柔軟に対応していくほかなさそうです。