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死んだ後、同僚にこう評されたら最高だと思う

以前記事に書いた、ロンドン襲撃事件で亡くなったパルマ―巡査の葬儀が、昨日おこなわれました。

葬列は、パルマ―巡査の遺体が安置されていたウェストミンスター宮殿を起点として4km以上に及ぶ、異例の大規模なものとなりました。

彼の殉職時の肩書はPolice Constable (PC)。英国の警察組織においては一番下の階級にあたります。48歳でしたから、日本で言うと、現役ばりばりのお巡りさん、という感じでしょうか。

パルマ―巡査の同僚が、"Every single day, he strived to do his best" (「一日たがわず、彼は自分の最善を尽くすことに努めていた。」)と彼を評していたのが印象的でした。

重要なのは「仕事ぶり」

仕事というのは、もちろん自分の能力向上や生活維持のためもありますが、社会貢献の一端をになうものでもあります。

本来、仕事とは、お金や地位のために人と争ってあくせくしたり、あるいは、上司に滅私奉公や隷従するものでもなく、かといって逆に、自分の好きなことだけ好きなようにするという自己本位なものでもありません。

とはいえ、私たちの多くは、上記3つのいずれかに偏りがちな気がします。 ある意味、仕事にたいする態度においてバランスを欠いていると言えます。 何をもって、いかにバランスをとるかというのは、考慮すべき要素がいろいろありすぎて論じるのは難しいですが、結局は、「業務に専心する」、ということに尽きる気がします。

世間一般の世俗的な見方や、収入・肩書きで人を評価するような人々はさておき、身近な人の記憶に最終的に残るのは、私たちの「仕事ぶり」です。

この世を去った時(あるいは定年で現役を退いた後でもいいんですが)、「あの人の仕事ぶりは素晴らしかった」と思い出してもらえる働きがしたいものだと思います。