洗濯機の電気代はあなどれない
上記の写真(切り取り編集に失敗したのでちょっと傾いてますが)は、先月12日から21日までに私が自宅で使った電気消費量の日別推移です。ちなみに、うちのマンションは建物全部がオール電化なのでガスは使用しません。
うちの電気のメーターには「スマート・メーター」なるものが取り付けられていて、一日単位だけでなく時間単位でも、どのくらいの電力をいつ消費したのかが記録され、それをオンライン・アカウントのページで見ることができます。日本でも導入が始まったようですね。
うちは、このスマート・メーターを去年の暮れに取り付けてもらいました。これには、電気使用量がリアルタイムで表示される端末がべつにあって、メーターボックスまで行かずとも、自室内において計測データがみれるようになっています。
ただ、このスマート・メーターなるものが私にはうっとおしく、端末は電源から外して(これ自体もわずかではあるものの電気を使うので)しまい込んでいました。
先月、電気代の件で電力会社に電話したとき、「アカウントのシステムを刷新したので、今は時間別・日別データならオンラインでも確認できますよ」と教えてもらいました。(それまで請求額だけ見て、詳細をちゃんとチェックしていなかった)
冒頭のグラフで、15、16日(土日にあたる)に消費量が多いのは、週末にまとめて洗濯しているからです。16日は入浴もしたのでさらに増えています。(私は普段はシャワーだけで、お風呂は週一回しか入りません)
19日には、冬物の毛布を使い始める前に洗っておこうと、週半ばにイレギュラーで洗濯をしたので、この日も電気消費量がはね上がっています。
減らすべきは「モノの数」だけではない
こうやって消費量が目に見えると、さすがに節約しようという気になります。
洗濯機については、水道の使用料を気にしがちですが、当然使ったら使った分だけ電気代もかかります。一回あたりの電気代はたいした額ではありませんが、ちりも積もれば山となる、です。また、電気代を食うのは、圧倒的に乾燥機のほうです。
私が入居した当時、うちには乾燥機との一体型洗濯機が備え付けてありましたが、それが去年の暮れに稼働しなくなったので、ふつうの洗濯機を買いました。いつもお世話になっているベテランのプラマー(配管工)のおじさんが、合体型の電気製品は絶対買わない、と言っていたのを参考にしました。
理由は、多機能一体型の電化製品は壊れやすいし、ひとつの機能がダメになると修理が高くつくうえに、遅かれ早かれ、結局ぜんぶ買い直すはめになるからです。
なので、現在、うちには乾燥機はありません。ひとり暮らしの洗濯量なんて知れてますし、室内にもベランダにも干すスペースは充分にあるので、不自由していません。
大抵の人は衣服・繊維製品を持ちすぎているので、適宜断捨離していくことが先決だろうと思います。
でも、あんまり捨てすぎると、その分、洗濯の回数が増えてしまう可能性があるので見極めが大切です。
衣服の数は減ったけど少ない数を着まわすために洗濯の回数が増えて電気代がバク上がりしてたら、ミニマル・ライフどころか、省エネ的には的外れな行為です。
とにかく洗濯の回数を減らすしかない
電気代節約のためには、洗濯回数を減らす以外にありません。どこの家庭でも「まとめて洗う」を実践されていると思いますが、家族がある場合はそれもまた難しいんでしょうね。
とはいえ、「毎日洗濯する」どころか、「1日に2、3回する」というお宅もあるようで、ちょっと驚きました。それって、一回着たら(タオルとかだったら、一度使用したら)すぐさま洗濯なさってるんでしょうか。あるいは大家族なんでしょうか。
妥当な洗濯の頻度は各家庭で違うでしょうし、私は自分の分しかないので比較になりません。でも、そんなにしょっちゅう洗濯しないといけないとは、主婦って大変だなぁと思います。
確かに、まとめて洗うといっても、容量には限りがあるし、洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎると洗浄力が落ちるので、それはそれで問題です。
じゃあ、どないせーというのか、ということになってくるのですが、そこは部分均衡分析を応用して、衣類の所持数と洗濯回数の均衡値をわりだすべし、というのは嘘で、衣類は何度か着てから洗うとか、タオルとかだったらちょっと長めに使うとか、そういう対応しかないんじゃないでしょうか。
ただ、稼働しっぱなしにせざるを得ない冷蔵庫なんかとは違って、洗濯機は使い方次第で電気代を節約できるものです。とりあえず洗濯機を回すのが習慣になっていないか、日々のルーティンを見直してみるのもいいかも知れません。