わたしとチバユウスケ

私の暮らす街のよく遊びに行くバーでは、大晦日仲間うちで集まってカウントダウンをしたあと、ダニー・ゴーを歌って新年を祝う(気分が最高になった夏の夜にもやる)。
そんな経験から、わたしの中でこの音楽─ミッシェル、The Birthday、チバユウスケ─は、なんだかとても眩しいものに感じていた。太陽の眩しさというよりは、真っ暗闇をぽつりと照らしてくれるような一番星のような眩しさで、尊くて畏ろしくて愛おしかった。

そんなロックスターのライブを体感したのは今年の1月。スカパラ対バンZepp Osaka Bayside。予習で聴いていたApple Musicの「はじめてのThe Birthday」をほぼほぼ覆すような、新譜で攻めていくセトリにひたすら感服した。いつだって新曲が鮮やかで鋭いんだ。1曲目、イントロの「咆哮」からすっかりハートを掴まれてしまって、コロナ明けの興奮するオーディエンスを唇に人差し指を当て「Shhh…」と黙らせてアカペラで歌い出す「トランペット」も忘れられない。歌声ももちろん、スポットライトに照らされたその存在の一挙手一投足に魅了された。

青空という曲に背中を押してもらった。すごく思い出深い。社会生活でしんどいとき、通勤の足取りが重たいとき、「お前の未来はきっと青空だって言ってやるよ」の言葉にあの時の私がどれだけ救われたか。

本当にありがとうございました。
大好きです。
これからもいっぱい聴きます、その中で生き続けていくことを信じて。

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