茜色の空、そして桜。 9話

私は、光るゆうやけぞらに吸い込まれていく。意識が薄まっていく中、サクラが自分の名前を呼ぶのを、聞いた気がした。





ハッ、、、
私は、保健室のベッドに横たわっていた。心配そうに覗き込むサクラの顔がはっきりと見える頃には、サクラは私を抱いてわんわん泣いていた。私は、生き返ったのだ。
いつの間にか、私は泣いていたようだ。つつう、、、と頬を涙がつたった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?