茜色の空、そして桜。 8話

サクラが帰ってきた。私は、隅にいてどきどきと結果を待っていた。サクラは、ブローチを見つけた。何か思い出したふうではなく、ただ「なんだろう?」って感じの顔。私は、サクラがいない隙にそう言う思い出してくれそうなものを増やしてみたりしたけれど、結局何も思い出してくれないまま習い事に行ってしまった。やっぱりダメなんだ、、、私はぼんやりと思った。すると、

ぴかっっっ
全身が明るく光り輝いた。どう言うこと、、、?
すると、光る私は、どんどん空に向かって上がっていく。そして、私がみたものは、壊れたもう一つの、私のキーホルダーをみて泣く、サクラだった。
つづく

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