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後輩女医さんへ 不妊治療・妊娠・出産の盲点だったこと その2

 さて、いざ妊娠した!医局にいつ伝えよう。どこで出産しよう。と悩みは尽きないかもしれない。

医局・部長先生に伝える時期

は、早い方が良い。つわりの有無は分からないし処置や手技も手配してもらった方がいいからだ。第1子でつわりが大丈夫でも第2子はダメってことも多いので、伝えない理由はない。

 妊娠中の注意点として、切迫早産に気をつけて欲しい。全妊娠の約5%におきる上に女医さんは起きやすい。なのでギリギリまで外来を入れておくことはオススメしない。それが忙しい病院、バリバリ働いていた人であればなおさら。一気に外来を中断した時の周囲への影響、申し訳なさはハンパない。
逆説的ではあるが理解のある職場であれば、いざという時の交代要員を決めてギリギリでもいいかもしれない。

出産する病院(自分の病院のケース)

いろんな決め方があると思うが、
自分の病院 or 他の病院 or 助産院
の3つの選択肢があると思う。食事やサービスの豪華さに関しては沢山ブログがあると思うので割愛。
一番多そうな「自分の病院」で産んだ時のメリットデメリットを実体験を元に挙げておこうと思う。

□メリット
妊婦健診で待たなくて良い(PHS呼び出し
半休の必要がない
スタッフの人に融通を利かせてもらいやすい。医師だとはバレるが、気を利かせて「いい先生」を担当にしてもらいやすい
もし安静指示や入院になった場合、周囲に話を通しやすい
入院中も施設の中がわかってラク
患者さんの気持ちがわかる
食事がどう、とか入院手続きに何しているとか
産後、赤ちゃんの診察がかかりつけ病院としてスムーズに移行する
今コロナでどこも立ち会い、面会がないが話す人がいて気が紛れる

□デメリット
妊婦健診のついでにランチができない!
色々な処置の際に知り合いだらけ
無痛分娩や自然分娩などが選べないかも
夜間陣痛きた、問い合わせする時に職場にかけることになる(意外と気まずかった)
大部屋しか空いてなかった  /  ない場合には知っている患者さんと同室になるリスクがある


 特にセレブ病院、友達の病院などの希望がなければ、意外と私は自分の病院でよかった。いろんな立場の人がいると思いますが、みんな納得のいく選択ができますように☆

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