小学生で友達とカラオケ行くのって普通?ぼく初めてカラオケ行ったの小6。

気付けば2月。単純に考えれば、2024年も既に十二分の一を終えた計算になる。早い、早すぎる。マタさんです。こんちは。

歳を重ねるごとに時間の流れが早く感じるのは、刺激的な出来事が減っていくからだという。人生経験と言えば聞こえはいいが、詰まるところ歳を重ねてあらゆる刺激に慣れてしまっているのだろう。老いとはなんとも嘆かわしいものである。

それに比べてムッスメ達など、週末にちょこっとドンキに連れて行っただけで大興奮。それだけ毎日が新鮮で楽しければ、日々の思い出も濃厚になるよなぁと目を細めるばかりだ。果たして自分にもあんなに純粋で眩しい時期があったのかと記憶を辿りかけたが、芋づる式に嫌な記憶も蘇ってきそうなのでやめておいた。やっと忘れられた黒歴史の数々とご対面するなど願い下げである。

そんな陰キャおじさんの自分語りは放っておいて、ムッスメ達の話に戻そう。実は彼女たち、一ヶ月ほど前から今か今かと目を輝かせて待っているイベントがあるのだが、それがとうとう今週末に迫っている。そのイベントとは友達とのカラオケ。そんな些事で毎日カレンダーを眺めては「あと〇日!」と期待を膨らませているのだから愛らしい。

そもそもの事の発端は、ムッスメ(7)が食卓にて「(親友)ちゃんとカラオケに行きたいんだけどいい?」と発言したことにある。(親友)ちゃんとはクラスメイトで、通っている学童も一緒の間柄。しかも二人の馴れ初めは、出会ったその瞬間に「私たち親友になろう!」と声を掛けられたのだというのだから驚きだ。親友ってそんなに簡単に作れるものなの?陰キャおじさんは訝しんだ。

実は昨年の秋ごろにも似たような事があったのだが、その時は「明後日(親友)ちゃんと児童公園で遊ぶ約束してきた!(確定事項)」という唐突なもの。児童公園は車で片道15分ほどの場所にあり、本当に行くのか?向こうもちゃんと来るのか?と随分困惑したものだ。たまたまお互いの親の予定が空いていたので約束は実現できたのだが、「遊ぶのはいいけど、次はもっと余裕をもって相談しなさい」と釘を刺しておいた。
その経験あってか、今回に関しては一ヶ月も前から伺いを立ててくる周到ぶり。その姿勢には素直に感心したので、こちらとしても真摯に対応し、相手方のお母さんと協議の上OKを出したという経緯である。

カラオケ自体はこれまで2,3回連れて行ったことがあるのだが、友達と一緒となると力が入るらしく、披露したい曲を毎日のように風呂で練習している。合唱コンクールでもそんなに真面目にやらねぇよとツッコみたくなったが、まあ彼女らにとっては同じようなものなのだろう。
そんな調子で約束の日が近付くにつれてツヤツヤしていくムッスメたち。それに比べ、ぼくは毎日シナシナになっていく。というのも、ムッスメらとその友達とを引き連れてカラオケに連れて行くのはぼくの役割だからである。テテーン。

向こうのお母さんとカラオケの個室で数時間対峙するなんて想像しただけでしんどいので、こっちから「(親友)ちゃん預かってこちらで連れて行きますよ」と提案したのだけど、よその家の子を預かると考えるとそれはそれで気が滅入る。まあ、子供は子供同士で相手してもらって、こっちは飲み物とか選曲とかの運営に専念しよう。陰キャおじさんは陰キャらしく黒子に徹するのが正解だからね。

おわり

おまけ
陰キャおじさんで思い出したけど、今更「異世界おじさん」にハマった。電子書籍で既刊全部買った。おじさんが可愛すぎる。

maimaiのアイコンにしたらしっくりきてわろてる。

おわり

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