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キンタマモンスター討伐記

このところモンハンをやっている。ライズ。
去年だかその前だかに買って、ちょっとやってしばらく放置してたやつ。

ライズ以前のモンハン遍歴をまとめると、2ndに始まり2ndG、3rdときて、3DSのXだかをやったのが最後。ちなみにこのXでイーオス相手に無惨な死を遂げるという、身内には今なおネタにされる事件を引き起こして以来、ハンター稼業からは足を洗った。断っておくがドスイーオスではなくイーオスである。どう考えても素質が無い。

そんな腕前でそれまでのシリーズはどうやって戦ってたんだよという話だけど、大抵は幼馴染(現在は国交断絶中)にキャリーしてもらっていたか、当時流通していた改造オトモに全てを薙ぎ払ってもらっていたかのどちらかの記憶しかない。ラオシャンロンが登場と共に死にゆく様を何度見た事か。

そんな環境で育ったクソザコ寄生ハンターであれば、イーオスに惨殺されるのも自明の理。もう二度とハンターを目指そうだなんて考えまいと思っていたのだけど、ある日「ここで俺がモンハン買ったらウケるやろなぁw」という愚かな陰キャ思考のままにモンハンライズを衝動買いした。案の定ウケなかった。そらそうよ。

いくらセールで安くなっていたからと言って、まるっと不良債権になってしまうのはさすがにマズいと大剣を手にしたのが数か月前の話。それからしばらくウイニングポストだったりロックマンエグゼだったりにうつつを抜かしていたのだけど、ヨッメがモンハンやりたいと言うので久々に開いてみた。データを確認すると、なんと集会所クエストの☆6まで開放してあるではないか。

集会所クエスト?正直全く身に覚えがない。なんならヒノエ姉様とミノトちゃん以外のキャラにすら見覚えが無い。二人は今もpixivでえちちピクチャー見かけるからね。
だけど試しに☆5のリオレイアを受注してみたら、回復薬ガバガバ飲みつつも無落ちで討伐できた。どうやら本当に自力でここまで開放していたらしいという事実に自分が一番驚いている。

その後も☆6クエを進めてみると、1落ち2落ちはするものの、クエストに失敗はすることはない。百龍夜行もなんとかなった。
もしかして俺のハンターとしての才能は加速度的に成長しているのかもしれない。そうでなければモンハンライズの難易度が下手くそ向けに調整されているかのどちらかだ。恐らく後者の可能性の方が高い。

そんなこんなで迎えた緊急クエスト。どうやらナルハタタヒメとかいうやつが暴れ回ってるらしい。よくわからんけどとりあえず受注すると、何やら仰々しいムービーが。

うぉ~かっけー………ん?


こいつキンタマ晒してるじゃねーか!!!! 隠せ隠せ!!!!

ええ……さすがにキンタマすぎるだろ。どう考えても後ろ脚でキンタマを抱きかかえているようにしか見えない。ヨッメが後ろで「電気溜めておく袋なんじゃないの?」とフォローしていたけれど、仮にそうだとしても股間に位置している金色の袋なので、実質的には金玉袋である

モンスターを討伐しに来たつもりがとんだド変態でした(ラノベタイトル)。こんなの一部の過激な活動家に猥褻物陳列罪で提訴されても文句言えないぞ、カプ〇ン。

でもね、冷静に考えてみましょう。生き物の生態なんてそれぞれですからね。この龍はどのような進化を経て自らのキンタマを大事に抱えるようになったのか、ダーウィンやさかなクンのような視野を持てばキンタマも卑猥には感じられません。落ち着いて討伐を開始しましょう。


ママー!!!! こいつめっちゃキンタマ擦りつけてくる!!!!

いや、ぼくだって見えてしまうものは仕方ないと割り切れる。あのペットとして大人気のゴールデンハムスターさえ、可愛い顔に似合わぬご立派なキンタマをぶら下げて歩き回っているくらいだし。
だけどこいつは自らが設置した台にキンタマを乗せ、これ見よがしに見せつけてくる始末。これはもう種としての進化とか関係なく、この個体がただの露出狂なだけだと信じたい。でなければこんな生き物がこの世に存在することを許してはならない。絶対にだ。

ご立派ァ!

だが待ってほしい、ともう一人のボクが囁く。
こいつだって好き好んで露出狂になった訳ではないのかもしれない。もしかしたら、なにか深い理由があって金玉を晒しているのかもしれない。犯罪者の心理状況を理解するのは、今後起きうる別の犯罪を未然に防止するのに大いに役立つ。ダーウィンもさかなクンも超えて気分はFBI。プロファイリングのスタートだ。

容疑者の心理状況に迫るためにまず、彼とイブシマキヒコという龍の関係性に注目しよう。ナルハタタヒメとイブシマキヒコは互いを「対」と呼び強く求め合っていたという証言があることから、両者は番い、つまりは夫婦もしくは限りなくそれに近いパートナーであったと推測できる。
余談だがこのイブシマキヒコ、ぼくの本名とちょっと似てるから勝手に親近感を覚えてしまうので困る。

こいつはキンタマ抱えてなさそう。


さて、そのイブシマキヒコであるが、残念なことに数日前にハンターによって討伐されている。つまりナルハタタヒメは大切なパートナーを失ってしまったばかりだということになる。
そしてパートナーであるということは、当然ながら日常的に夜伽を行っていたことは想像に難くない。ただでさえ馬鹿デカいキンタマを持つナルハタタヒメのことである、その性欲も相当なものであると推測できよう。

パートナーを失った悲しみと、ぶつけどころを失って溜まり続ける性欲。そのはけ口を求めて、ナルハタタヒメはハンターの前に現れたのではないだろうか。しかも決して小さくはない凶器を手にし殺意をもって向かってくる相手に対して、自らの局部を無防備に晒して攻撃させるという徹底したドMぶり。

血が出るくらいが気持ちいいらしい。

さすがに倒錯的なオナニーが過ぎると思わなくもないが、人間の分際で神の名を冠するモンスターの性的嗜好を理解しようとしたところで無駄なのだろう。
こんな異常性癖者の相手をしてたイブシマキヒコは、普段からどんなプレイを要求されていたのだろうか。その献身を思うと涙すら出てくる。

詳細なプロファイリングの結果、奇しくも、最愛のパートナーの命を奪った仇が己の性欲を満たすのに最適な相手だったという究極の異種姦NTR同人誌構図が完成してしまったわけだが、このような常軌を逸したド変態の思考など理解したところでクソほどの役にも立たなかった。俺は何故こんな無駄な文章に貴重な十五分を費やしたのだろうか。この時間でリオレウス一匹狩れたじゃねえか。

破滅的なオナニーに溺れた結果、本当に破滅するナルハタタヒメさん。

くだらん話はともかく、クソデカキンタマモンスターは無事に討伐することができました。わーい。意外と何とかなるもんですな。
でもパッケージモンスターの後の緊急クエストがダイミョウザザミなのはちょっと笑っちゃった。なんでお前ラージャンより格上なんだよ。と言ったところで本日の日記はお終いです。

それでは最後に問題を出してお別れといきましょう。
さて、この日記の中にはキンタマという言葉は何回出てきたでしょうか。答えはみなさんで確認してください。ぼくは知りませんし数える気にもなりません。

おわり

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