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非公式ハラスメント窓口純情派~解決編~

以前、「同時期にハラスメントの相談二件も受けててめんどくせ~~~~~~~~~俺は相談窓口じゃねえ~~~~~~~~~~~」って趣旨の日記を書いたのを覚えてるだろうか。別に覚えていなくても構わないし、なんならぼくは忘れていたかったくらいだ
今からでも相談された事実が無かったことになんねぇかなと、デスクの上に鎮座しているハラスメント関連資料が目に入るたびに胃を痛める毎日である。

しかしそんな悩める平社員に吉報。なんと先の二件のうち一件に進展があったとのこと。しかも良い方向に。報せを受けた我々取材班は早速現地(徒歩2分)へ飛んだ。

話によると、相談者はぼくに相談した数日後に意を決してハラスメント窓口に連絡したらしい。結果、担当者同席の下に事業所スタッフ全員で話し合う機会を設けられたんだとか。先週あたり上司が離席している時間が長かったのはそのためか。納得。

話し合いは2度行われたんだけど、意外や意外、どちらも穏やかに進んでわだかまりも解消できたらしい。拍子抜けするくらいにスムーズな展開と弊社のハラスメント窓口がちゃんと機能したという事実に驚愕した。やるじゃん弊社。その勢いで創業者の日常的なパワハラもなんとかしてくれ。

おおかた予想はしてたけど、行為者は自分の行いがパワハラだって自覚がなかった模様。周囲からの訴えに割と深刻にショックを受けてたみたい。悪い人ではないので、これをきっかけに自分を見つめ直すきっかけになってくれればいいなって感じ。

ちなみに相談者の方も、ぼくに「それってパワハラじゃね?」って指摘されるまではパワハラだって意識がなかったらしい。転職考えるほど思い悩んでたんだけど、どこにどう相談していいかわからなくてしんどかったんだとか。あの時は相談に乗ってくれてありがとうね~って感謝されたけど、ぶっちゃけ二度と面倒事は御免である。それはそれとして感謝されるのは素直に嬉しいので「いやいいんすよいつでも頼ってくださいヘヘヘッ」て返しておいた。我ながらチョロい。

幸いな事に、話し合い以降は相談者と行為者含めてスタッフ全員が以前よりも良好な関係で仕事できてるっぽい。変に拗れずにすんなり快方に向かったのは、それぞれの関係者がちゃんと大人だったということか。被害者は過度に感情的にならず、行為者は無自覚な行いを反省して、周囲の職員も両者の意見にしっかり耳を傾けた。どれも言うほど簡単にできるもんじゃない。雨降って地固まるとは言うけれど、しっかり固まるためには地盤そのものの強さが必要なんだということを思い知った。

さーてこれで無用な心配事がひとつ減りましたわ、とルンルン気分で飯食ってたら、もう一件のパワハラ相談者から「もう私辞めていい?」ってげんなりした顔で声掛けられた。どうやらそっちはかなり悪化してるらしい。雨降り過ぎて地盤はドロドロ。さながら液状化現象である。
一体俺にどうしろというのだ。ハラスメント窓口はあちらです。お引き返し下さい。

次回、非公式ハラスメント窓口純情派~新たなる脅威編~
つづくな。

おわれ

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