苦境に立たされる楊廷和体制、スパム事件でわきの甘さ露呈

 大明復興委員会の楊廷和首輔が率いる政権に、新たな危機が迫っている。
 
 先月発生した所謂「スパム事件」によって、内閣の弱点が露呈され、批判が噴出している。
 楊廷和首輔は、「大礼の儀を考える会(大礼会)」の領袖であり、大明復興委員会の創設者の一人である。
 一昨年の首輔選にて対立する候補を破り、第二代内閣大学士首輔に就任、大明復興委員会の理念を体現する存在とされていた。しかし、今回の所謂「スパム事件」によって、その指導力に疑問が投げかけられることになった。
 所謂「スパム事件」は、大明復興委員会の公式アカウントがスパムDMを受信し、そのリンクをクリックしてしまったことが原因で発生した。その結果、同じスパムDMを支持者のDMに自動送信するという事態に発展した。この事件によって、大明復興委員会の信頼度は急速に低下し、批判が噴出している。
 特に批判を受けたのは、楊廷和首輔率いる執行部である。執行部は、事態を把握するのが遅すぎたため、スパムDMの拡散を食い止めることができなかった。このため、党内からは執行部の対応に批判が相次いだ。一時は解党論まで出る事態となった。
 楊廷和首輔は、この事件に対して「甘さがあった」と反省の弁を述べた。しかし、事件を受けた党内の批判は続いており、内閣の危機を示唆する声もある。苦境に立たされる楊廷和体制は、今後どうなるのか。注目が集まる。


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