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仕事中にプライベートのことで泣く奴

まさしく今日の私のことである。
昨日寝る前に妹と大喧嘩をしたことから始まる。

妹は泣きながら逆ギレした。
私が「キレてるってことは自分のやってることに気づいてるって証拠やろ。」と追い打ちをかけると
物が飛んできた。

ケンカ中に泣くなんてズルいにも程があると思う。
こっちは悪くないのに泣かしているみたいだ。
ケンカして泣くのは殴られて痛いとか
そういう時にしてほしい。
※ミンチョンはそんなバイオレンスな人間ではない。

「そんなこと言うんだったらさっさと出て行けよ!」と私は妹を部屋から追い出した。
妹はこの間作り込んだ理想のマイルームへ逃げ込んだ。

布団に入る前に母と話をした。
実は日付が変わった今日は母の誕生日なのだ。
人生とは結婚とは恋愛とは…
なぜそんな話になったのかはさておき、
いろんな話をした。

布団に入ってから私は
「私は二者択一でどちらを選んだとしても後悔するような人間。だから幸せになれないのは明白。
それなのに生きている必要ってあるのかな…。」
そんな風に思いながら眠りについた。

今日も午前中は1人。
仕事をしながら今日のことを考えていた。
妹は誕生日ケーキ買って帰ってくるんよな。
しかもちゃんと持って帰りたいからと母に車の迎えをお願いしてたな。

今日一緒に食べるのかな、
今日は口もききたくないよ。
帰りたくないな……
涙がボロボロ出ていた。

お店で1人で泣いている店長、
シチュエーションは最悪だ。
バックヤードに行って上司に電話した。

「あの……(泣き声が続く)
早退させてほしい……で…す。(嗚咽)」
(家に帰りたくないのに早退??)
バックヤードとはいえ、お客様が聞こうと思えば
聞ける状況、カオスである。。
「ちょっと…仕事できない感じですね……」
上司は経緯をじっくり聞いてくれた。

上司はシフト調整できるか調べてくれたが、
代わりに誰かお店に来てくれる状況ではなかった。
午後からクルーさんが来るし、
落ち着くまでバックヤードにいましょう!
と言ってくれた。

電話終わってから、机に突っ伏した。
あーーー。仕事中にプライベートのことで泣く奴、
最低ではないか。
恋愛体質を理由に仕事に身が入らないって人がいると聞いたことがある。
そういう人はプロ意識が足りない、みっともない
って思ってたけど、私だってそうじゃんか。

ケンカ中に泣く人も嫌いだけど、
仕事中にプライベートのことで泣く奴はもっと嫌いだ。また涙が出てきて、自己嫌悪に自己嫌悪が積み重なった。

そうこうしているうちに、クルーさんが出勤した。
私がラインで「ちょっと早く出勤できますか?」とメッセージを送っていたので、
思ったよりも早く出勤してくれた。
「何かあったんですか?」
クルーさんにも経緯を説明した。

「プライベートのことで泣くことありますよ。
店長はまじめすぎですよ〜。」
「一緒に仕事していて、家族のためにがんばってるのがものすごく伝わりますし。」
と言ってくれた。
「帰りたくないなら、どこかに泊まりますか?
調べましょうか。」と一緒に調べてくれたりもした。

調べているうちにめんどくさくなってきて、
「………ちゃんと帰ります。でも折角の母の誕生日、変な空気になりたくないから、ケーキは一緒に食べれないかも…。」
と私は言っていた。
「食べたくなかったら食べなかったらいいんですよ。やりたいことをやる・やりたくないことは
やらない!でいいんですから。」

ちょっとぐらいわがまま言っていいかな。
たまには泣いてもいいんかなと思うミンチョンだった。
もうすぐ家に着く、私はケーキ食べずにいけるか。

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