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頼まれた買い物あるある?

無事購入できたことに嬉しくなった私は、母に自慢気に電話をしていた。
『やったよ、買えたよ!ポーチは無理やったけど、ハンカチ2種類!!ピカチュウとイーブイ!

よく夢も悩みも言語化をするといいと言う。
しかしこの時の言語化は私の頭を混乱させるものとなった。
『ん!?ピカチュウってどっちのピカチュウを私は購入した!?』

“ピカチュウのハンカチ”は2つある。

妹は上の画像の3種類全て欲しがっていた。
ネット販売前の抽選で左の大きくピカチュウが描かれた方は獲得済だった為、私が頼まれたのは右のピカチュウが小さく描かれている方だった。

電話の向こうで母は聞く。
「ほら、欲しがってたのは小さい方のピカチュウだったよね?」
そうだ、そうなのだ。だから私は間違えないように、“ハンカチ ピカチュウ(小さい方)とイーブイ”とメモをしていたのだ。

『ページ繋がってから必死で、書いたメモなんて見ずに、ピカチュウとイーブイと独り言を何回も言いながら購入したんよ!それ覚えてるの!!どっちだ!?どっちを買った!?』
もはや焦る一方だ。スピード勝負でも間違えていては意味がない。

『これじゃあ、私おばちゃんじゃん。』
訳の分からない例え話が出てくる。
娘に買う物頼まれて、“これだけは違うからね。”って言われたものを買うお母さん。
『どっちもかわいいからいいじゃないの~』
とお母さんは言うけど、
娘は“全然違うの〜。もう、なんでお母さんは肝心な所で間違えるのよ〜”
と一喝されてしまう。

『何か、今そんな気分。ミンチョンおばはん疑惑』
と言うと、母は爆笑した。
「いや、孫の好きなものを勘違いして買う“おばあちゃん”って感じもする。」
もしかしたら頼まれた買い物あるあるなのかもしれない。間違えてほしくないなら、型番とかしっかりと教えてほしいものだ。

母との電話が終わり、あとから出勤した後輩と一緒に購入した商品を確認した。
注文完了のメールとネットでの商品ページを照らし合わせた結果、私は無事小さい方のピカチュウを購入できていたことがわかった。
あぁ、よかった!

その商品は本日届くらしい。
ちゃんと注文できていたとしても、まだ緊張する。
無事小さい方のピカチュウとイーブイのハンカチが届きますように…。

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