一番古い記憶は……
おもしろい企画があったので、
参加させていただきます。
子どもの頃の記憶ってけっこう曖昧だったりする。
その中で一番古い記憶となればなおさら難しい。
おそらくこれだろうなぁ。
ひな祭り
年齢は1歳かな。(妹が生まれてなかったから)
場所は父の実家。
そこで雛飾りがあったと思う。
覚えている記憶は、記念撮影の様子だ。
祖父母や両親などと代わる代わる写真撮影。
父方の祖父母にとっては私は初孫だった。
だからもう楽しくて仕方なかっただろう。
「ほらー!こっち向いて〜!」
カメラのシャッターを押す人の隣に
母や親戚が「ニコニコしてー!!」との合図で
自らもニコニコしている。
私はうまくニコニコできていたかはわからないけど、私を抱っこしている人、私の隣に写っている人もおそらくニコニコ。
父の実家ではその日、ニコっニコ、ニコっニコが
連鎖していたんだろうなと思う。
それからずいぶん大きくなって、
小学生の時には父の実家に泊まったりしていた。
人が一番集まるテレビのある部屋を見上げると、
祖父母と私が写っている大きな写真があった。
初孫の特権だろうか。
その場所の座を妹にもいとこにも譲ったことは、
ない。(今もあるんかな?)
その写真が、私の最古の記憶を補完している気がする。
あと、覚えてはいないエピソードも1つ。
当時住んでいたマンションに祖父母が遊びに来た時のこと、
帰り際に私は「帰らないで〜」と言わんばかりに
大泣きしたんだそう。
祖父母は「また来るからね〜」と
マンションの扉を閉めて、廊下を歩く。
その間も私は大泣き。
しかし
廊下の反響音が聞こえなくなると、
ピタッと泣き止み、すたすたと遊び道具の方へ。
そして「これであってるでしょ?」
と言わんばかりに、母に視線を送ったそうだ。
おそろし!
齢2〜3歳でウソ泣きという大演技!?
大人はこうすれば喜ぶでしょ?
そう言いたいのか!?
と過去の自分にゾゾッとしたエピソードで
締めくくります。