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股関節全置換術を受けた人の骨盤体操

ペルヴィサイズをやってみました!

ダイエットリンク集でご紹介したペルヴィサイズ。ある股関節専門接骨院のサイトで紹介されていたもので、ダイレクトに股関節痛を予防する筋肉および骨盤の動きに作用するということでやってみました。

結論から言うと「きくぅぅぅ♪」「楽しい~♪」「続けたーい」。

しかし股関節全置換術を受けた人は注意が必要!

実はわたしはヨガの初級インストラクター講座を受けたり、ジャズダンスやモダンバレエのレッスンを受けたり、フラを習ったりしていた(フラは休会中。来年復帰予定)ので、ダンスは経験者です

率直にいって「人工股関節全置換術を受けた方は、かなりリスキーな動きを伴う」体操と思いました。「人工股関節にしたほうがいいのかな?」と、迷っている人にとっては「鍛える」意味でいいかもしれません。

どういうことでしょうか。

この中で「手術を受けた足を軸足にしない」という注意があります。しかしリハビリではあえて手術を受けた足を軸足にして反対足を上げるというリハビリを受けた方もいらっしゃると思います。わたしも受けました。

ダンスの経験がある人は体重移動を瞬時に意識的に行う習慣があると思いますが、経験のない人はこれを無意識に行うことができません。したがって、ダンス未経験者がこうした動画を見ながらまねっこしながらエクササイズをすることは、知らない間に脱臼しやすい姿勢や体重のかけ方をしてしまい、すごく危険だと思いました。

経験者で、体重移動や骨盤の動かし方に一定の理解がある方で、術後2~3ケ月経過している人は、回復度合いによって筋トレのいっかんに加えても大丈夫かもしれないなと思います。

わたしには向いていると感じました。

フラに応用するなら膝を曲げて体重を低くした状態でも

やってみるとわかりますが、ペルヴィサイズの動きはフラのいろいろな動きに似ているものがあります。しかしちがうところは、フラでは
 ①ほとんどの場合腰を落とした状態でそれらの動作が行われている
 ②基本的に肩幅に足を開いた状態で行われている
 ③あまり片足を浮かせて片足で立つような動作はしない
ということです(流派やジャンルによって違うかも)。

しかし、わたしの場合、全置換術を受けた後、もっとも困難になっているのは「横歩き」状態です。この横歩きをするためには日常生活で足をあげなくてはいけないし、横の体重移動もしなくてはいけません。そしてそれができなければ横歩きが基本のフラに復帰すること自体かなり困難です。

したがって
 ①この動きはフラの「アミィ」に似ているからそれに置き換えてみよう、など腰を低くした慣れた動きに置き換える
 ②体重をかけるのは怖いから動画ほど大きな動きをしないでやってみて水中アクアビクス的にプールでおさらいをしてみようなど、工夫をする。
 ③いきなり大きな動きをするのではなく、確実に体重移動を確認したあと、股関節に極端に負担のかかるおそれがあるエクササイズは割り切って飛ばして、シンプルなものをスローでやってみるなどからはじめる。
ということをおすすめしたいと思います。

だけど実際すごくよさげ!

で、一日おきくらいに一週間ペルヴィサイズをやってみましたが、結論として「わたしには合っている」し、「ダイエット効果もとてもある」気がします。実は術後二か月にさしかかり、日常生活にできることが増えてくると同時に、腰や股関節痛が時々起こるようになってきました。そのときこの筋力トレーニングとリラックスを織り交ぜた動きをやってみたところ、自分の可動域を確認しながらできることがわかりました。

おそるおそるやってみても楽しくもなければ、緊張して思うような効果は得られません。

ただ、術後三か月目に差し掛かった段階でできるようになったのは、水中アクアビクスと水中ウォーキングで体重移動や足の可動域をあらかじめ確認し広げてきた過程を経ていることは間違いありません。じゃないとはっきりいって怖くてできなかったです。

身体の癖や元々の筋力、好み(気持ちいいか気持ちよくないか)よく考えてやってみてください。

自分の経験をもとに思いのまま書いていきたいと思います。 現在「人工股関節全置換手術を受けました」(無料)と 「ハーフムーン」(詩集・有料・全51編1000円)を書いています。リハビリ中につき体調がすぐれないときは無理しないでいこうと思います。