失敗を失敗と捉えない集団

ここまでいくつか、学び以外の場で、
日々の様々なことが探究型のアプローチで取り組めることを
例を挙げながらお伝えしてきました。

探究サイクルとなるアプローチができるには、
関わる集団としてのマインドが大切になります。
家族、習い事の場所、企業のチームや組織、
常に私たちは、集団の中で生活をすることになります。

子どもたちが学校に所属し、クラスに所属し、
部活や委員会に所属しているわけですが、
どんな集団に所属していても、
それぞれの集団が大切にしているマインドが、
探究型のアプローチをwelcomeとしていれば、
とても素敵なことではないかと思います。

どの場合でも、疑問に対して自分で仮説をたてて、
検証して、考察し、まとめながらまた新たな疑問や仮説が見えて、
また検証して…という風にぐるぐるまわることになります。

仮説を立てて検証してみるというのは、
結果としては思い通りにならないことの方が多く、
ある意味それは「失敗」とラベルをつけることができます。

もっと言えば、失敗という言葉をつけてしまうことで、
ネガティブなイメージになり、その失敗を避けようとする意識が
無条件に働いてしまい、結果的に試行錯誤をしなくなってしまう。
こんなことを嘆く雰囲気を最近見聞きすることが多いです。

失敗という言葉に対する印象を変える必要があります。
失敗ではなく、新たなチャレンジをするチャンスととらえる。
自分で考えてやってみたことで、思うようにならなければ、
その原因をよく考えてみて、またちょっと違う方法を考えて、
実践することができるチャンスを与えられるのです。
改善の取り組みができるということができるでしょう。

そういったチャンスととらえられず、成功する状況ばかりを与え、
そればかりを繰り返して染みついてしまった場合、
もし、思う通りにならない状況に出くわしたら、
どんな反応をすることができるでしょうか…
まさに受け身で、自分から動くことができないタイプとなってしまいます。

失敗を失敗と捉えず、常に次のチャレンジへのチャンスととらえる。
その考え方をどんどん後押ししてくれる集団にい続けることができれば、
自然と、探究型のアプローチを身につけることができますね。

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