ボーカルの録音設定はConnect 2に任せよう 02
小難しい知識不要、ワンクリックで適切なマイク設定
LEWITT CONNECT 2は、革命的な機能「オートゲイン/オートセットアップ」を搭載しています。数回クリックするだけで、声に最適な設定を自動で行ってくれます。
前の記事でも少し触れた通り、ボーカル録音はマイクとI/Oを素通ししただけでは適切な音量で録れず、音が割れたり、ノイズが乗ってしまったり、いろいろトラブルが起きます。
本来はそういった問題を、ノイズ処理やコンプ、EQなどのエフェクト処理、ベテランエンジニアであれば長年の経験で解決していくのですが、レコーディングをはじめたばかりではそれは難しいはず。
誰もが経験した苦い思い出「録音後の音割れ」や「録音が小さすぎる」という問題。この「オートゲイン/オートセットアップ」を使えば、カンタンに解決できます。
操作方法を実際にみてみましょう。本体のオートゲインボタンをタップ or 専用のソフトウェア「CONTROL CENTER」で「Autosetup」をクリック。
その後は、ガイドに従って操作するだけです。
CONNECT 2がやってくれること
マイクの入力レベルを決める - オートゲイン
まずはじめに頭を悩ますのがマイクのゲイン設定。小さすぎてもノイズが気になるし、大きすぎたら音割れの原因に。マイク設定の”はじめの一歩”であるゲイン設定をまず自動で行ってくれます。
Autosetup からメニューに進み、Start measure(計測開始)を押して10秒間喋るだけで適切なゲインに設定してくれます。
音の明るさ、太さを決める - Preamp選択
次に出てくるのがこの画面。
ここでは3種類の音のキャラクター(スタンダードな音、ちょっと太めなあたたかい音、ブライトではっきりした音)を選択できます。こもった音を少し明るくしたり、固すぎる音を柔らかくする用途でも使用できます。簡易EQ的な役割にも使えます。
音量を揃える - Compressor
録音段階で、音量を揃えたい場合はCOMPをONにします。声に最適になるようプリセットされてるので、細かいパラメーターを触る必要はありません。声録りならだいたいのケースでONで大丈夫です!
反対にレコーディング後にDAW上で細かく調整したい場合などには、OFFにすることで生音そのままを録音できます。
周囲のノイズを除去する - Denoise
周囲のノイズをあらかじめ除去する機能です。Start measureを押して周囲の音を計測することで「常に一定に鳴っている雑音」をターゲットにしてノイズを抑えてくれます。
クリッピングを保護する - Clipguard
過大入力による歪みやノイズを抑制します。配信や録音に慣れていない場合など、音量が上がり下がりしそうなときはONでOKです!
レコーディング後にDAW上で細かく調整したい場合には、OFFにしてください。
≫ ボーカルの録音設定はConnect 2に任せよう 03に続く
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