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パウパー神挑戦者決定戦レポ

こんにちは、みねすとです。

今回は9/24に開催されたパウパー神挑戦者決定戦にに向けての調整と大会結果を書いていきます。

イニシアチブを攻略する

パウパー神挑戦者決定戦を本格的に始めたのは団結のドミナリアリリース時からです。MOでは団結のドミナリア実装と同時に、今まで未実装であったイニシアチブギミックが実装されました。

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・イニシアチブを得た時
・イニシアチブを保持したままアップキープを迎えた時
・イニシアチブを保持しているプレイヤーに戦闘ダメージを与えイニシアチブを奪った時
以上の条件のいずれかが満たされたときに地下街ダンジョンを1マス進む能力がざっくりとしたイニシアチブの能力ですが、似たギミックの統治者と違って盤面に影響が出る点がパウパーにおいて強力でした。

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実装後のパウパーチャレンジは上記のターボ型のイニシアチブデッキが優勝し、トップメタに成り上りました。
また、イニシアチブを取り返せるカルドーサレッドや青白門、白黒ライフゲインなどの横並びが主流の環境になり、それらを出し抜く一歩上のデッキを制作することが課題でした。

できました

勝手に消えていく枯渇ランドをマナファクトに変更し、マナベースの安定化を実現。地下街から平地をサーチし、《儚い存在》でイニシアチブの取り合いを制し、サイド後はマナファクトでブーストしてから《アームズ・オヴ・ハダル》を連打することで横並びにも回答でき、隙が無い最強デッキです。
リーグは5-0,4-1,4-1と好成績、負けはトリマリとミラー(相手マナファクト型)。
最強のデッキができた、これならパウパー神もろたで!!と思っていました。

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デッキなくなったンゴ……

パウパー4強時代

さて、振出しに戻ったわけなんですが、改定からパウパー神まで一週間しかありません。どうしたものかと。

事前予想では
・青黒
・赤単
・親和
・青白
の大分類して4タイプのデッキが上がってくると予想しました。各デッキを細分化して見てみますと、

・青黒5/5
《グルマグのアンコウ》《トレイリアの恐怖》の二種の早出しができる5/5のクリーチャーを主体としたクロックパーミッションデッキ。《対抗呪文》《綿密な分析》などの太いカードもあり、ロングゲームも可能。

・カルドーサレッド
対イニシアチブ用ではあったが実は普通に強かったデッキ。《実験統合機》や《無謀なる衝動》でリソースも稼げるバーンデッキ。《カルドーサの再誕》による横並びも強力。

・悪鬼果敢
片山ファイナルクラッシュ。前回の神でシゲキが二位になったデッキ。あれから《僧院の速槍》も入りアップデートは入ったが、初見殺しではなくなってしまったのが若干マイナス。しかし殺意は一級品

・親和
イニシアチブ亡き後、バルダーズゲートに残ったパワーカード、《ケンクのアーティフィサー》を一番うまく使えるデッキ。アグロもミッドレンジもコントロールもできる万能デッキだが、対策が厳しめ。

・青白門
横並びからor《バジリスク門》の二種のプレッシャーをかけていきながらライフを詰めるクロックパーミッションデッキ。神のつっしーも使っていた。防衛おめでとう!

・ファミリア
同じ青白ベースでもこっちはライフを詰めないコンボコントロール。苦手なイニシアチブが消えて追い風。

以上6タイプが高い占有率を誇ると予想し、それらに有利なデッキを一週間で……
無理でした。

なので手持ちの親和で行くことにしました。

既存の親和との差異点としましては

・《ケンクのアーティフィサー》4投
・《金属ガエル》、《胆液の水源》の不採用
・サイドの《ゴリラのシャーマン》の不採用

くらいです。

《ケンクのアーティフィサー》は現在のパウパーの中でもずば抜けてカード性能が高いです。破壊不能土地を対象に取れば飛行3/3破壊不能、さらに横に布告避けor生贄要員の1/1もおまけでついてきます。このカードを使わないのは個人的にあり得ませんでした。青黒5/5に対しても破壊不能が最強のブロッカーとして立ちふさがり、今まで親和では薄かった飛行へのブロッカーにもなります。このカードを入れるために《金属ガエル》を抜きました。

《胆液の水源》に関してはアグロマッチに置いてこんなカードを置いている暇は基本的になく、防御に回らなければいけません。環境的に赤単の通りがいいので、赤単のガードを上げるためにもテンポ損するカードは極力避けたいです。なので《胆液の水源》を抜き、代わりに防御札である《金属の叱責》、《チェイナーの布告》の枚数を増やし、減ってしまった金属術のカウント用に一枚だけ《尊き彫像》を採用しました。こちらはドローの代わりに宝物トークンがでるので、親和カウントを稼ぎながらも緊急時用のマナを用意でき、《胆液の水源》よりはマシだなという印象を受けました。

親和ミラーにおける《ゴリラのシャーマン》は実はあんまり強くありません。本当に割りたいのは《間に合わせの砲弾》や破壊不能の土地、《歯車襲いの海蛇》などです。なので今回は採用を見送り、《塵と化す》を採用いたしました。このカードは一枚で横並び、茶破壊、ファミリアの《嵐景学院の使い魔》を破壊できる器用なカードです。親和のような《塵は塵に》対策でサイドの枠を取られるデッキには最適なカードです。

他にも《苦悶のねじれ》で《ケンクのアーティフィサー》を対策したり、5/5のスタッツに強い5/6の《歯車襲いの海蛇》を採用するなどして調整を終わりにし、当日を迎えました。

神挑戦者決定戦当日

R1 トリコブリンク 〇〇
相手が《ゴライアスのパラディン》でイニシアチブをとってきた返しに《ケンクのアーティフィサー》で即取り返し、そのまま維持して勝ち。サイド後も同じことをしてマッチ勝ち。基本的には親和はイニシアチブの取り合いに強いので、イニシアチブをとられない方がきつかったと思います。
《塵は塵に》は《取り繕い》で消しました。

R2 白単ライフゲイン〇××
メインは盤面が止まるも《クラーク族のシャーマン》を起点に盤面を更地にし、飛行は《ケンクのアーティフィサー》で止め、《歯車襲いの海蛇》で殴り切り勝ち。サイド二本目は盤面を固めあうも《塵は塵に》で飛行になっていた土地が吹き飛び、空が止まらず負け。三本目、2t《存在の破棄》3t《塵は塵に》。以降土地が詰まり負け。

R3 青黒5/5×〇〇
メインダブマリ、土地が2で止まったところに《トレイリアの恐怖》が二体降ってきて負け。サイド後は《ケンクのアーティフィサー》で盤面を止めながら盤面を構築。最終的に飛行破壊不能3/3が5体並び、ダメㇾ崩壊。三本目はダブマリした相手に3t《マイアの処罰者》3体で殴り勝ち。

R4ターボ青黒〇〇
こっちはフェアリーがタッチされていたが、《ケンクのアーティフィサー》が突破できず、《間に合わせの砲弾》で小粒を処理してから《チェイナーの布告》で《グルマグのアンコウ》を処理し、殴り勝ち。サイドもメインと同じ動きだが、《赤霊破》が加わった為、フェアリールートも完封。


R5オーラ(しんぺーさん)××
知り合い。今回の二位のオーラの人。《チェイナーの布告》表裏で肉を処理するも、3体目に《アルマジロの外套》《アルマジロの外套》《祖先の仮面》で16点トランプル、32ゲイン。無理では?《ケンクのアーティフィサー》の破壊不能3/3で盤面止めるもライフが間に合わず、負け。二本目も除去で一体除けるも《天上の鎧》《アルマジロの外套》《祖先の仮面》18点。破壊不能3/3でブロックし、返しに計7ドローから《チェイナーの布告》を見つけようと思っていたら、

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本体火力やん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

3-2でドロップです。

最後に

今回は直前の禁止改定に完全に翻弄されてしまいました。しかし、前回の神の時にターボイニシアチブのカードは全て存在していたのに、リアルでは発生していませんでした。そこからもわかる通りこのフォーマットは発展途上であり、まだ見ぬ最強デッキが眠っている可能性があります。ぜひ皆さんも最強デッキを自分で作り上げてみてください。

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