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ハンマーって、実は太いデッキなんよ

皆様、Minest110ことみねすと(@MinestMoja)です。今回は自分がモダンチャレンジで優勝したハンマータイムについての記事を上げていきたいと思います。

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10-0しました、すごくない?

リスト、採用カード解説

https://deck.hareruyamtg.com/deck/414156

今回使用したリストはこちらになります。主な既存のリストとの差異点は
・《羽ばたき飛行機械》、《バネ葉の太鼓》、《墨蛾の生息地》の減少
・サイドの《四肢切断》
・メインから《鍛冶屋の技》3枚採用、メインの《呪文貫き》の非採用
以上になります。

このリストは既存のハンマータイムと比べると一歩後ろに下がっています。上振れ2、3killの発生率は白単ハンマーに比べると著しく下がっており、引きがいい時以外は青白石鍛冶として立ち回ることが多いです。自分の趣味の部分もありますが、環境を見てあえて一歩さげました。

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上記の画像は執筆時点でのモダンのメタゲームです。
既存の白単爆速型有利不利をまとめますと
・カウンターモンキー:有利
・ハンマータイム:5分
・不屈の独創力:5分
・レンアンドオムナス:不利

ここまで不利が出ています。なぜか?速度に振りすぎていて除去に対応できない、捌かれたあとのリカバリーができないの二点です。
もちろん相手が除去をもっていなければ勝ちますが、そんな甘いことはほぼありません。プレイでケアするにも限度があります。

しかし青白型であると

・カウンターモンキー:有利
・ハンマータイム:5分
・不屈の独創力:5分→有利
・レンアンドオムナス:不利

ここまで勝率を引き上げることが可能です。主に《現実チップ》、《ルーンの与え手》、《呪文貫き》の三点が大きいです。

これをさらに戦い方やプランを覚え、カード採用の意味がわかると

・カウンターモンキー:有利
・ハンマータイム:5分
・不屈の独創力:5分→有利
・レンアンドオムナス:不利→有利

ここまで持っていけます。

採用カード解説

《羽ばたき飛行機械》3枚《ジンジャーブルート》1枚

最低限のスピードを担保させるための必要カード。金属術達成に寄与しハンマー同型では最重要になる《羽ばたき飛行機械》ですが、カードパワーは正直低いです。もっと遅くすると勝てていたデッキを落とすことになるので諦観の3投です。《ジンジャーブルート》は必須です。このカードだけが不可能を可能にします。上記12デッキで《ジンジャーブルート》の効果を起動した際にブロックできるのは
・ハンマータイム:《ジンジャーブルート》
・バーン:《僧院の速槍》《ゴブリンの先達》
・ヨーグモス医院:《絡み根の霊》
・アミュレットタイタン:《ハンウィアーの要塞》、《処刑者の要塞》を構えている時
以上4パターンのみです。それ以外の盤面では手札に《シガルダの助け》と《巨像の鎚》を温存しておき、《ウルザの物語》3章解決した段階11点です。もちろん初手に引いたら弱いです。しかし《ウルザの物語》をうまく使うためには必須の一枚です。《羽ばたき飛行機械》の4枚目よりは勝利貢献度が高いです。

《エスパーの歩哨》4枚

初動その1。あまたのマッチで相手にテンポ損させるかアドを取られるかの不条理な二択を迫りつつ、金属術のカウントも稼ぎます。
・《シガルダの助け》《羽ばたき飛行機械》《巨像の鎚》《巨像の鎚》土地土地《エスパーの歩哨》
・相手がリビングエンドやヨーグモス医院とわかっていて他に動きがある。
以外の場合は絶対1tに出しましょう。他の1tのアクションはすべて《エスパーの歩哨》の劣化です。

《ルーンの与え手》2枚

初動その2。《ルーンの母》と違って自身に除去が当たりますが、モダンではちょうどいいパワーです。実は除去コン相手には減らします。主に盤面を固めあうマッチにおいて強いカードです。

《石鍛冶の神秘家》4枚《純鋼の聖騎士》4枚

説明不要、最強の二人です。寿司とステーキ、ゾロとサンジ、ヒカキンとセイキンみたいなもんです。

《現実チップ》1枚

ハンマータイムを青白にした最強カードです。ハンマー瞬殺をチラつかせながら除去をはかせ、相手のリソースが枯れた段階で一気にリソースで差をつけます。装備した試合はほぼ勝ちます。これが無いと概ね除去コンすべてに不利です。

《鍛冶屋の技》3枚

相手の心をへし折る最強カードです。リアクティブなスペルなので枚数は3で押さえました。主に《石鍛冶の神秘家》や《純鋼の聖騎士》に飛んできた除去を弾いて相手の除去を吐き出させる使い方がメインですが、《シガルダの助け》《巨像の鎚》《ウルザの物語》も守れます。《呪文貫き》と違い、いつ引いてもいいのでこちらをメイン採用して《呪文貫き》はサイドです。

《鋼打ちの贈り物》1枚

5枚目の《石鍛冶の神秘家》です。2tに《石鍛冶の神秘家》で《巨像の鎚》をサーチし、ハンマー装備パンチに除去温存し《石鍛冶の神秘家》を放置した相手に《カルドラの完成体》をサーチして痛い目を見せることはあまりに多発します。みんな、《石鍛冶の神秘家》は何サーチされても除去りましょう。裏目が多すぎます。

《バネ葉の太鼓》2枚《極楽のマントル》1枚

《バネ葉の太鼓》は普通3~4ですが、自分は《ウルザの物語》でサーチする用の枚数があれば十分だと考えています。カード単品があまりに弱く、スピードを上げるには必要ですが、スピードを上げ、除去をケアするハンドはなかなか配られないことが多く、1t後ろに回しても問題が無いことが多いです。さらに1枚《極楽のマントル》に散らしたのは、《純鋼の聖騎士》を出した際にマナがかからずドローに変換できる点、0マナで金属術カウントに寄与する。《純鋼の聖騎士》の金属術達成後は盤面の召喚酔いしていないすべてのクリーチャーからマナを出せるようになり、アクション数の増加が見込める、などの利点から散らすことにしました。使ったことのない方はぜひ一度使用をオススメします。

《巨像の鎚》4枚《影槍》1枚

1マナ装備品は5枚です。こちらも説明不要の最強カードです。

《イラクサ嚢胞》1枚

《石鍛冶の神秘家》からサーチするクロック枠です。《火と氷の剣》や《頭蓋囲い》などが対抗ですが、自分はクロックとして完結しており、細菌トークンが対処された後も装備コストが軽いのでこちらに軍配があがりました。相手に押し付ける動きを一貫しましょう。

《カルドラの完成体》1枚

《シガルダの助け》や《純鋼の聖騎士》が来ない時のサブルートを《石鍛冶の神秘家》1枚で完結させるにはやはり必要なカードです。除去はほぼ困難であり、単騎で盤面を蹂躙します。さながら呂布奉先。そのクロック誉れ高い。

《時を解す者、テフェリー》1枚

mtgをシャドウバースへ変えるルールに干渉する化け物です。バウンスも多様し、相手の置物やクロックを除けてメインの《罠の橋》などの引きこもりを優しく解釈します。また、+から入り定着したのち、《墨蛾の生息地》《シガルダの助け》《巨像の鎚》での絶対確殺ロッケンロールが狙えます。

フェッチランド6枚《神聖なる泉》2枚《平地》4枚《金属海の沿岸》2枚《皇国の地、永岩城》1枚《育成泥炭地》1枚

白マナカウント16、青マナカウント10です。血染めの月が置かれても白白出す必要があるため、フェッチは多めの6枚、《平地》も4枚採用しております。青マナはゲーム中1枚用意できれば特に不便なことはないのでこの枚数です。《皇国の地、永岩城》《育成泥炭地》は平地でもいいですが白マナがでるギミックランドはこの枚数だとギリギリ許容されるので採用しました。《金属海の沿岸》は弱い盤面が多く、4マナでの2アクションを取る際にノイズに感じる盤面が多く2まで減りました。抜くのも視野です。

《ウルザの物語》4枚

史上最強カードです。多分消されます。

《墨蛾の生息地》2枚

《巨像の鎚》と合わせて確定キルが取れるカードではありますが、このデッキの無色マナは本当に弱いです。《純鋼の聖騎士》を《鍛冶屋の技》で守ろうとしたら白3必要です。また、単体でのカードパワーは低く、あくまで他のカード前提のカードです。仮に4投し、月をケアしようとするマナベースを組もうとすると
白マナ14~15
青マナ6~7
無色マナ8
と大変シビアなマナベースになります。なので青白型は2投が限度と考えています。あちらを立てたらこちらが立たないのは世の常です。

サイドボード

《静寂をもたらすもの》2枚

ピッチエレメンタル対策枠です。レンアンドオムナス相手にはあった方が楽なのは間違いありません。自分の石鍛冶が止まるのであまり強くはありませんが絆魂が染みる盤面もあるので何とも言えません。ゲームを簡単にしてくれる類のカードですので、自由枠です。

《アゾリウスの造反者、ラヴィニア》2枚

ピッチエレメンタルの想起、《活性の力》、《死せる生》《衝撃の足音》などの実質0マナカードをすべて牽制する最強ヘイトベアーです。伝説で重ね張りができませんが正直絶対引きたいので4投もありです。《静寂をもたらすもの》や《ドラニスの判事》と合わせて4投のが無難ではあります

《ヴェクの聖別者》2枚

赤系のデッキへのイージーウィンを担ってくれるカードです。バーンやカウンタモンキーなどにはこれ1枚で盤面を支えてくれます。墓地対策としては二流以下なので過信は禁物です。

《冥途灯りの行進》2枚

除去枠その1。PW以外なんでも触れる、リソースをテンポに変換できる、《ウルザの物語》をきれいに対処できるなどこのカードだけの仕事が多いので採用しております。

《四肢切断》2枚

除去枠その2。《スランの医師、ヨーグモス》《創造の座、オムナス》環境の二大絶対除去しなきゃいけない肉に触ることが出来、動きの中で余った無色マナで構えられる点が最高です。このデッキは理不尽な択を押し付けることによって相手の行動を制限していくデッキです。しかし《流刑への道》ではデメリットの土地譲渡による対戦相手の相対的なテンポ得が発生し、《虹色の終焉》はそもそもソーサリーであり触れないことが多発し除去として二流以下です。テンポよく、軽快に動くこのデッキには《四肢切断》が一番合っていると自分は考えています。ぜひお試しください。

《墓掘りの檻》1枚

ヨーグモス医院一点読みです。正直入れても厳しいので《魂標ランタン》で《死せる生》対策に切り替えてもいいです。《不屈の独創力》には利きません(リーグで一敗)

《真髄の針》1枚

《仕組まれた爆薬》《耐え抜くもの、母聖樹》対策です。《ウルザの物語》からのサーチ要員なので1でいいです。

《時を解す者、テフェリー》1枚

サイドの2枚目です。ゲームレンジを後ろに下げる際に増やす枠です。また続唱系やカウンター系にはアンチカードとして強力に働きます。

ここからはすいません、有料になります。お金ないので。

有料部分には
・上位4アーキタイプへのサイドボードガイド及びプレイガイド、上記4アーキタイプを使用した場合のハンマーへの対処方法
・その他のデッキへの基本的サイドインアウト指標

以上3点を記載しております。あくまで自分の一意見を出ませんが、得た学びを共有して行こうと思います

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