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UnLegacy~Unfinity実装後のレガシー~

こんにちは、みねすとです。

今回はUnfinity(あとウォーハンマー40,000)実装後、レガシー環境に何が起きたのか、Unfinityのどのカードが実際強いのか?どんなデッキを組めばいいのかを具体的に解説していきます。(10/18:加筆修正しました)

結局レガシーは変わらなかった

今回のカードは全部MagicOnlineに実装されていません。つまりリアルのテーブルトップ限定のカード群であります。それもあってか概ね研究が進んでおらず、また《レンと六番》や《自然の怒りのタイタン、ウーロ》のようなわかりやすく強いカードも存在していません。新ギミックであるステッカーもアトラクションも未知数であり、評価が完了していません。

それも相まってMO上ではメタゲームの動きに変化はなく、今回の禁止制限もノータッチでした。なのでデジタル派の人はしばらくは今までと同じレガシーで遊んでいくことになると思います。

では今回のカードは弱かったのか?いいえ、違います。実は新カードを採用し成績を残しているリストが何個か存在しています。次項では活躍している、もしくは活躍の可能性があるカードを順にみていきます。

Pair o' Dice Lost


Instant
Roll two six-sided dice. Return any number of cards with total mana value X or less from your graveyard to your hand, where X is the total of those results. Exile Pair o’ Dice Lost.

インスタント
2個の6面体サイコロを振る。あなたの墓地にある望む数のカードをマナ総量の合計がX以下になるように選んであなたの手札に戻す。Xはそれらの出目の合計に等しい。これを追放する。

まずはこちら。ぱっと見はよくある墓地回収スペルですがこのカードの凄まじいところは「0マナは全部拾える」「インスタント」の二点です。
凄まじい回収力です。《水蓮の花びら》《ライオンの瞳のダイアモンド》《ウルザのガラクタ》《ミシュラのガラクタ》など0マナで悪さをするカードをすべて拾い上げ莫大なリソースを約束します。
《不正利得》を彷彿とさせる動きを見せながら早速ストームへの採用や復帰力を買われ8castへの採用が見られます。
他にもLandsやアグロロームなども相性が良さそうです。
かなりのカードパワーを誇るので相対した場合は注意が必要です。

Comet, Stellar Pup


Legendary Planeswalker — Comet
0: Roll a six-sided die.
1 or 2 — +2, then create two 1/1 green Squirrel creature tokens. They gain haste until end of turn.
3 — -1, then return a card with mana value 2 or less from your graveyard to your hand.
4 or 5 — Comet, Stellar Pup deals damage equal to the number of loyalty counters on him to a creature or player, then -2.
6 — +1, and you may activate Comet, Stellar Pup’s loyalty ability two more times this turn.
Loyalty: 5

伝説のプレインズウォーカー ― コメット
[0]:1個の6面体サイコロを振る。
1や2 ― [+2]、その後、緑の1/1のリス・クリーチャー・トークン2体を生成する。ターン終了時まで、それらは速攻を得る。
3 ― [-1], その後、あなたの墓地にありマナ総量が2以下であるカード1枚をあなたの手札に戻す。
4や5 ― これはクリーチャーやプレイヤーのうち1つにこれの上にある忠誠カウンターの数に等しい点数のダメージを与え、その後、[-2]。
6 ― [+1]、このターン、これの忠誠度能力を追加で2回起動してもよい。
忠誠値:5

《紅蓮破》に当たらないPWはそれだけで評価が高い傾向にあります。
いろいろかいてはありますが要約すると

1 リス二体
2 リス二体
3 2マナ以下回収
4 火力
5 火力
6 もう二回振れる

となっており、極論ですが6を15回出した後4か5を出せば20点です。
1killも夢ではないですね。平均的な出目をした場合でも盤面維持か除去をするPWです。結構攻撃的な性能をしているのでトリコ石鍛冶や赤白デスタク、ナヤデプスなどで使用したいですね。対抗馬の《時を超えた英雄、ミンスクとブー》は《カラカス》に無力な点や《稲妻》に弱い点がありますのでどちらを取るかはデッキの色と好みでいいと思います。
またすべての能力は解決時に対象を取るので、ダイスを振ってから結果を見てスタックすることはできません。注意しましょう。
解決時も対象取りません。サイコロ振ったら効果解決までやります。
新しいデッキが産まれる可能性のある一枚でもありますので今後に期待です。

_____ Goblin


Creature — Goblin Guest
When this creature enters the battlefield, you may put a name sticker on it. Add {R} for each unique vowel on that sticker. (The vowels are A, E, I, O, U, and Y.)
2/2

クリーチャー ― ゴブリン・ゲスト
このクリーチャーが戦場に出たとき、これに名前ステッカー1枚を貼ってもよい。そのステッカーにある母音1種類につき{赤}を加える。(母音はA,E,I,O,U,Yである。)
2/2

期待値的に5マナでるゴブリンです。《スカークの探鉱者》でこいつを生贄にすると一気に《上流階級のゴブリン、マクサス》も夢ではありません。

またステッカーは公開領域にある間は残り続けます。
つまり

《_____ Goblin》を出して名前ステッカーを張り《Phyrexian Goblin》になった。4マナでる。

その後何かしらで《Phyrexian Goblin》が墓地に行った。ステッカーは残るので《Phyrexian Goblin》のまま

《再活性》で《Phyrexian Goblin》を出す。ステッカーを張れるので《Phyrexian Elder Goblin》に。6マナ

また死んだ《Phyrexian Elder Goblin》をリアニメイトして今度は《Phyrexian Elder Ninja Goblin》に。8マナ。

非公開領域(山札や手札)に行かなければどんどん名前を増やせます。今回は例なので適当な名前を付けましたが、これが全部母音5種類以上なら5マナ→10マナ→15マナと増えていきます。リアニではなくブリンクでも可能です。
あとは皆さんに任せます。

嘘です、母音の種類は増えないのでmax6マナが限度です。

The Most Dangerous Gamer


Legendary Creature — Human Gamer Guest
Deathtouch
Whenever The Most Dangerous Gamer enters the battlefield or attacks, open an Attraction.
Whenever you open an Attraction, put a +1/+1 counter on The Most Dangerous Gamer.
Whenever you claim the prize of an Attraction, destroy target permanent.
2/2

伝説のクリーチャー ― 人間・ゲーマー・ゲスト
接死
これが戦場に出るか攻撃するたび、アトラクション1つを開く。
あなたがアトラクション1つを開くたび、これの上に+1/+1カウンター1個を置く。
あなたがアトラクション1つの賞品を得るたび、パーマネント1つを対象とする。それを破壊する。
2/2

アトラクションを開きます。アトラクションを簡単に説明すると

1.10枚の別名のアトラクションを用意する

2.それをメインデッキとは別のデッキにしてゲーム開始時シャッフルして置いておく

3.「アトラクションを開く」という能力の解決時、上から一枚めくって戦場に出す

4.自分のメインの開始時、アトラクションをコントロールしてたらダイスを振る

5.出た目がアトラクションのテキスト左側に書いてある数字と同じならアトラクションの能力が誘発する。(ルール的な名称は「アトラクション1つの賞品を得る」となっている)(ルール的な名称はアトラクションに「来訪」する)

が簡単な説明になります。

このカードは比較的簡単にアトラクションが開けます。また当たりが出るたびに《名誉回復》が打てます。土地も割れます。と思ったら、商品は特定のアトラクションでしか手に入らないため、ほぼ名誉回復は打てません。しかし維持すれば維持するほど勝ちに近づくカードでしょう。nicfitやBUGミッドレンジなどに入れ、フィニッシャーとして運用するのも面白そうでしょう。上振れした時の威力が凄まじいので運ゲーではありますが、快楽を求めたい方は是非。


速攻リアニ、エンドに追放


トップ追放して唱えてもいい


クリーチャーっをフェイズアウト。3以下を出すまでフェイズインしない

結構アトラクションも馬鹿にならないカードパワーをしていますので、形になったら新しいミッドレンジができそうですね

Magar of the Magic Strings


Legendary Creature — Minotaur Performer
{1}{B}{R}: Note the name of target instant or sorcery card in your graveyard and put it onto the battlefield face down. It’s a 3/3 creature with “Whenever this creature deals combat damage to a player, you may create a copy of the card with the noted name. You may cast the copy without paying its mana cost” and “If this creature would leave the battlefield, exile it instead of putting it anywhere else.”
3/3

伝説のクリーチャー ― ミノタウルス・パフォーマー
{1}{黒}{赤}:あなたの墓地にありインスタントやソーサリーであるカード1枚を対象とする。それの名前を記録し、それを裏向きで戦場に出す。それは「このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、その記録された名前を持つカードのコピー1つを生成してもよい。そのコピーをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。」と「このクリーチャーが戦場を離れるなら、これを他のいずこかに置く代わりに追放する。」を持つ3/3のクリーチャーである。
3/3

墓地のスペルをクリーチャーにすることができる珍しいクリーチャーです。そのクリーチャー化したスペルがダメージを与えるとその呪文を0マナで唱えることができます。
《表現の反復》が3/3で殴ってきて、ダメージ通ったら《表現の反復》打たれるのはたまったもんじゃありません。スタッツが少し弱めですが生き残った時のフィニッシュ力やフラッド受けはすさまじいです。グリコンなどが良さそうですね。

終わりに

他にも《Myra the Magnificent》や《Captain Rex Nebula》、《"Lifetime" Pass Holder》など、面白そうなカードが沢山あります。MOに実装されるまでデッキのブラッシュアップはリアルでしか行われない為、まだ見ぬ最強デッキが眠っているかもしれません。
新しいメカニズムは複雑で厄介ですが、それを正当に評価できるかはあなた次第です。

以上で記事は終わりです。毎週月曜に記事更新をしていますので、よろしければnoteとtwitterのフォローの方をお願いします。また応援してもいい、いい記事だと思ってくださった方は是非記事購入の方をよろしくお願いします。モチベーションにつながります。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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