今日(2023/08/12)の切り抜き


20230812わが友に贈る
20230812寸鉄

名字の言 夏目漱石が留学時代に記した日記の言葉2023年8月12日

 「真面目に考えよ。誠実に語れ。摯実に行え。汝の現今に播く種は、やがて汝の収むべき未来となって現わるべし」(平岡敏夫編『漱石日記』岩波書店)。文豪・夏目漱石がイギリス留学時代に記した日記の言葉である(1901年3月21日)▼子どもたちと共に成長する未来部躍進月間(今月31日まで)。各地で良き思い出をつくる取り組みが広がっている。都内のある地域では「未来塾」(夏休みバージョン)と銘打ち、教育本部の現役教師が全面協力。理科の不思議実験コーナーや「苦手な科目に挑戦しよう!」コーナーなどを企画する▼先月、地元の“未来”座談会に参加した。会場がひときわ沸いたのは、子どもたちが考えた質問に大人が答える場面。「小さい頃の信心の思い出を教えてください」との問いに、壮年は「いつも池田先生の心を語ってくれた母。それが『今の自分』の骨格になっています。皆さんも先生の心をたくさん学んでください」と▼座して瞑想にふけるだけでは現実は何も変わらない。輝く未来もつかめない。「未来の果を知らんと欲せば、その現在の因を見よ」(新112・全231)である▼「真面目に」「誠実に」「摯実(=真摯)に」未来をつくる種をまき続けていこう!(川)

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