8月4日インタビュー「ポジション管理戦略」一部まとめ
こちらのインタビューはIBDライブの一部が無料で公開されていたのでその動画のまとめとなっております。
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以下ミネ先生は「🧙🏻♂️」、インタビュアーの方は「🎤」で表記しています。
8月4日インタビュー「ポジション管理戦略」一部まとめ
🎤皆さん、こんにちは。本日はUSインベストメント大会で2回の優勝を誇るマーク・ミネルヴィニ先生にお越しいただきました。
マークがどのように決算シーズを過ごすのか、ポジションサイズ、どこで利確するのかなど色々とお話を伺うことができました。
それでは動画をどうぞ。
🎤ミネ先生、先程おっしゃていたCAN SLIMスタイルに合致した銘柄である$LNTHを見てみたいと思います。この銘柄の決算が迫っていますが、視聴者の方からはどのようにポジションを管理して決算を乗り切るのか、という質問が来ています。
🧙🏻♂️そうだね、1つルールを決めていてそれは十分な含み益クッションが無い限りは絶対に大きなポジションを持ったまま重要な決算を通過しないこと。
もちろん含み益があってもそのときのボラティリティにもよるけど、オプション市場を見てどれくらいのボラティリティが想定されるのか大体わかるね。実際にこの想定された数値が結構正確なのは興味深いよね。
例えば10%も動く可能性が示唆されていたのであればボラティリティの高い銘柄ということだね。
$LNTH だけど、私が持っているポジションは現時点では含み益が出ている。
大体プラス10%〜12%くらいかな。
だからこのまま決算をまたげるくらいのクッションはある。
今日このまま耐えることができたら、決算をまたぐつもりだ。
私のルールはこのような感じだけど、もちろんこれはその人のリスク許容度によって変わってくる。
なので人によってポジションサイズを変えれば良いし、最悪のシナリオになった場合どれくらい損失を許容できるかによって決算シーズンは管理すれば良い。
🎤含み益クッションがあるということはこの50日移動平均線あたりでしょうか。
🧙🏻♂️私が入ったのは7月15日だったかな。
🎤翌日に5%ほど下落していますが、こういったときは短期的には移動平均線を基準にしてまだホールドすべきなどを判断しているのでしょうか。
🧙🏻♂️入った後にふるい落としがあったり、アウトサイドデー(つつみ足)やプルバック、リバーサルがあったりすることもあるので気をつけなくてはいけない。
私の場合はトレードをする前にすでにどのラインで撤退するのかを決めている。
だからこの$LNTHに関して言うとまだ私が設定したストップには引っかかっていない。
私は含み益が出るまでは最初に設定したストップラインに従う。
例えば$100で購入した銘柄で$95で損切りすると決めていたとしよう。
でも株価が$99になって怖くなりそこで損切りしてしまったりする人がいる。
これだとトレードする前にせっかく決めたプランが意味をなさない。
これはポジションサイズ、取ると決めていたリスクプランがそもそもその人にとって大きすぎたのかもしれない。
よっぽどの悪いサインが出ない限りは私は決めたルールに従う。なぜならたった1日の結果で判断することは難しいから。
とても大きなつつみ足で出来高も急騰したとかだと話は別だけどね。
まぁいずれにせよこれが起きたら自然とストップに引っかかっているはずだけど。
ブレークアウトした後のコンファメーション(確認)とバイオレーション(警報)を探す。
これは1日だけでは判断できないから決めたプランに従う。
$LNTHを見ると翌日は5%下げてるけどその翌日はまた上げているね。
さらにその翌日も上げて、その次の日にはまたプルバックがあった。
この時点で決めたストップは維持しながらも含み益を得ることができており、決算をまたいでさらなる上昇の可能性に乗ることができる。
もし決算がだめだったとしても損益ゼロで終えるだけでいいからね。
🎤ポジションを追加するときのお話をお聞きしたいです。もちろんこの$LNTHは初エントリーしてから決算まであまり時間がなかったと思いますが、例えば以前部分利確もしていくとおっしゃていました。
この$LNTHの場合は部分利確はしましたか?もちろんここでは決算が重要なファクターになってくるとは思いますが、そのあたりの考えをお聞かせください。
🧙🏻♂️まずはポジションを追加することについての質問に答えますね。
私はいつも必ずといって良いほど新たなエントリーポイント、ピボットポイントで追加している。
7月15日のピボットポイントで初エントリーして、その後28日、29日だったかな、ベースが構築されてブレークアウトしたところで追加。
いまは少しヨコヨコしていて、もしここからまた上昇すればそこが追加ポイントになる可能性がある。
追加するときは平均取得単価をあまり上げたくないので数は減らすけどね。
マスタープログラムでおなじみのデビットライアンだけど、彼は午前中にポジションを少しとり、その後同じ日に動きが良く強く引けそうであれば彼はポジションを大きくそこで取るんだ。
もちろん株価を追いすぎたりはしないけどね。
2つ目の質問はファイナンシングリスクについてだったね。
直近1年半ほどを見て言えばブレークアウトしてから数日かそこらで利確する短期トレードが輝いた年だった。
ちょっと変わった相場だね。多くの銘柄がセットアップを構築しブレークアウトしているのにその後のフォロースルーが上手く行かないんだ。
私は買い基準はいつも通りだったけど、売り基準を環境に合わせてより短期での上昇の強みで売ることに調整した。
それがうまく行き、2021年のUSインベストメント大会でも優勝できた。
更にいうと、今もまだこの変わった相場は続いていると思う。
ボラティリティの高いところで遊びたければそうすれば良いが、私にとってはそういうところで遊ぶつもりはない。
この中間地点でトレードするのも良い。
例えばポジションをとって、ブレークアウトする。そこで取っているリスクに見合った割合を利確し、リスクフリーで転がす。
もし8%上昇し、8%のストップを設定しているのであれば、半分を利確すれば最悪でも損益ゼロで終えられる。
だからこういった環境下ではできるだけ安全にトレードするのが良い。
そしてフォロースルーが確認され個別銘柄の本格的な動きが始まった時、そこで私は今のようにトレードはしない。
より大きな上昇を得るため、かなり積極的になるだろう。
まとめは以上となります。
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