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地と風の交差点(2)

前回からの続きです。

今のトランジットチャートの最大の特徴は、水瓶座の木星土星に太陽も含めた惑星群と、その水瓶座の守護星・天王星が火星と共に牡牛座にあり、水瓶座の惑星群と割とタイトなスクエア(90度:緊張)を形成している点です。しかも集合意識を象徴する海王星は本拠地の魚座にあり、良くも悪くも集団やクラウドへ根源的な影響力を放っています。

この水瓶座と牡牛座のスクエアという角度は、緊張を伴う『チャレンジ(試練)』を示し、苦手なことと向き合わせる傾向もあります。
つまり、避けたいのに何故か対峙することを避けられないテーマとして目の前に横たわりやすいのですが、裏を返せば、このチャレンジを乗り越えることで、その人の筋力(気運:自分を開花させる力)をグッとUPさせられるポイントでもあると思います。

特に2020年後半から具体的に起こりやすい現象としては、、
・信頼を置いていた人間関係に距離が生じる展開
・親しい関係性の間の不毛なジェラシーや価値観の押し付けなどの展開
・言葉や態度から明らかになる価値観の違いによる距離
などなどが見られるかも知れません。


今、特にキツいと感じさせる展開は、ゼロか百かの勢いで、白黒を断定的にジャッジしたり(されたり)、逆にグレーな領域を見つめ過ぎて、視覚が麻痺して無感動状態(抑うつ状態)に陥る現象です。

そこに悪意がないとしても、余裕の無さから相手への配慮に欠いた「圧」やコントロールやマウント等が表れたりなど、「価値観が違うこと」による感覚のズレは、不快や悲しみなどの負の感覚を生み出します。

特に、献身的な気質の人ほど今この時期は「エッジの利いた切り返し」を感じ取りやすく、人間関係に対する自身の向き合い方をネガティヴに振り返りやすいかも知れません。自分のこれまでの何かしらの努力が報われないと錯覚してしまいやすいのです。

そんな時のアクションとして今一番推奨したいのは、ネガティヴな気分にする言葉や態度に距離を置き、自分の気分(バイブレーション)を上げる言葉やツールや環境に身を置くようにすることを徹底することです。

今、特に雲行きの怪しい人間関係に固執すれば不毛なスパイラルを生みやすく、仮にロジック上の「結論」は出せたとしても、おそらく「気分」は落ちやすくなるでしょう。

これまでの信頼関係に何かしらの変化が生じる展開があったとしても、それを感情的に、もしくは理詰めで縁を切ったり、そのような分断にエネルギーを使わないことです。
つまり、何も考えないでシンプルに距離を取るだけで良いのです。

現状の占星術(トランジット)に見られる状況を、仮に『空港』に例えるならば、少なくとも今この時期は、世の中の殆どの人々がほぼ平等に、各々個人のトンネル(通路)の中を通って搭乗口へ向かっているような状態だと言えます。

同じ便に搭乗しなくとも、少なくとも同じ時空へ向かう飛行機へ皆それぞれのペースで進んでいる筈です。
そこへ向かう通路は全て『一人専用』です。

それをポジティブに捉えると、今こそ一人気楽に自由に自分の旅のことを考えて、『これからどうしたいか、どこへ向かって、何がしてみたいか』をプランするチャンスだと言えます。

風の時代は、大空を自由に羽ばたける翼を、全ての人に平等に授けてくれます。
それを貴方らしい個性でアレンジしたりして、思いっ切り楽しみましょう。

2021年 2月1日
峰レア

Original text

▶︎ https://cafezolla.com/free/blog007

Minerea Tarotology


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