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三度目のトーゴ訪問の際、事前に現地の友人Passiにリクエストしたのは壁の向こう側を覗かせてもらうこと、すなわち個人宅の敷地内に踏み込ませてもらうことだった。 ‘”OK, no problem.”いつものようにアッサリとした承諾の返事がWhatsAppのメッセージに届く。大きな身体にほのかな笑みを浮かべ、柔らかい目でなんでもなさそうに頷く彼の姿が脳裏に浮かぶ。 プライベートでわざわざ三度も訪れた国は、西アフリカのトーゴの他にはない。穏やかな空気、カラフルな人々、どっしりと