人間じゃなかった私が人間になって人間らしい苦しみを知るまでの21年間
自分を綾波レイか長門有希だと思っている女による人生の振り返りに、少しばかりお付き合い下さい。
私はもうすぐ生まれてから22年になりますが、ここ5年ほどはずっと自分の苦しかった過去の記憶を言語化することに思考を費やしてきました。
自分のことも外の世界のことも何一つ分からず、真っ暗な闇の中で息を潜めながら一日一日をやり過ごしていた幼少期、今思い出せばとにかく呼吸が苦しく、私の目に映る世界はいつもモノクロでした。
そして中学、高校、大学と少しずつ大人になって、少しずつ生きるのが楽