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【第32回】『マンダロリアン』エミー賞作品賞全8作まるわかりガイド③

【海外ドラマファンのためのマガジン第32回】

『マンダロリアン』シーズン1 Disney+

【15ノミネート】IMDB8.7、Rottentomatoes93%

『スター・ウォーズシリーズ』初の実写ドラマシリーズ。
スター・ウォーズの世界観たっぷりの大満足クオリティをドラマで楽しめます。

このドラマの特徴は、登場人物のほとんどが宇宙人なので、人間の顔をしていないというところ。

主人公のマンダロリアンを演じている俳優ペドロ・パスカルの素顔が映るのは、ワンシーンしかないという画期的なドラマです。

あれほどのイケメンを画面に写さないという……。

ただ、鎧をきたマンダロリアンを演じているのは、ボディダブルの俳優らしいので、そうなるとペドロ・パスカルは、声の担当と言ってもいいかもしれません。

アニメーションじゃない実写映画で、俳優の顔がほとんど登場しない。声の演技を評価するという新たなジャンルの誕生ですね。

マンダロリアンとは、種族ではなく特定の信条を信じ、その掟に従う集団のこと。常に鎧を着用していて、その素顔を他人に見せることは掟で禁じられていると、ドラマ内で説明されていました。

賞金稼ぎをしている一匹オオカミのマンダロリアンが、チャイルドと呼ばれる不思議な力を持つ子供(ヨーダと同じ種族)を守る物語。
スター・ウォーズファンにも、かなり好評です。

わたしも映画のスター・ウォーズシリーズは、エピソード1から9まですべて見ていますが、そこまでのフリークというワケではないので、正直この『マンダロリアン』は、面白かったのですが、ハマりきれませんでした。

でも、エピソード7、8、9よりは、よっぽど世界観を守っているかなと感じました。

ただし、商魂たくましいというか、通称ベイビーヨーダ(50歳)のかわいさが異常で、「グッズは飛ぶように売れるんだろうな」と商売のうまさが見えてしまい、単純にドラマを楽しめないのがちょっと残念です。

『ブレイキング・バッド』のガス役でおなじみのジャンカルロ・エスポジートが、素晴らしい悪役ぶりを発揮しているのが印象的でした。

ノミネート主要部門
作品賞
ゲスト男優賞 ジャンカルロ・エスポジート

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