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よしこストンペアと石川浩司さんの配信ライブが良すぎてたまらなくなって書いてみた。

ものすごいライブを観た。実際に会場に行ってなくて配信で観ただけなのにすごかった。あれを生で体感した人はどんなに素晴らしい体験だったんだろう。想像しただけでたまらない。配信を観てから毎日このライブを観てる。あまりに素晴らしいライブなので私ひとりの中では納まりきらないし溢れて持て余してしまうので、この気持ちを文章を書くことにした。

そのライブはこちら。ツイキャスのプレミア配信ライブです。

○よしこストンペア○

イシダストンさんと小川賀子さんの滋賀県在住夫婦デュオ。4年前くらいのライブイベントで知り会った小川賀子さん。その時に歌っていた「よろこびも悲しみも」がとってもよくて本当にいい歌だなぁと思っていた。

ライブの少し前に小川賀子ちゃんから10月1日のライブや新しいアルバムのお知らせのメッセージをもらった。大阪の北浜にある雲州堂で石川浩司さんと一緒にライブをすると。それはめちゃくちゃ観たい! けど、その日は仕事なので配信ライブを購入することにした。当日は仕事で観られず、翌日も出かけていた為に観られず、何日間かゆっくり観る時間がなく、ライブから1週間後くらいに栗の皮を剥きながらライブ配信を観た。栗の皮を剥く手が止まった。

この日のライブはよしこストンペアのアルバム発売記念ライブで、石川浩司さんとトランペットのみちしたかつみさんをスペシャルゲストに迎えていた。前半は石川浩司さんのソロ曲を4人で演奏し、後半はよしこストンペアの最新アルバムの曲を4人で演奏していたのだけど、何と石川さんもみちしたさんもアルバムの曲を聴いていない状態で即興セッションしていた。みちしたさんに至っては、よしこストンペアのアルバムの中で1曲参加しただけで石川浩司さんが何を歌うかもわからない状態でのセッションらしい…。だというのに即興とは思えない素晴らしい演奏で、配信の画面で観ているだけでも奇跡的な美しいライブだということがわかった。

ほのぼのとしたあたたかな空気の中で、4人がお互いの呼吸を音を感じながらも、のびのびと自由に気持ちよく音を奏でている。MCもあたたかくて楽しい。何ていい空気なんだろう。ライブ中に何度か「キー間違えた!」「チューニング合ってない!」と演奏が止まることがあっても、それさえも楽しい。

どれもぜんぶ素敵だったのだけど、どうしても観て聴いてほしい!という気持ちの原動力になった曲がある。ライブのラスト2曲目の「シムラサン」という曲。シムラサンとは、志村けんのこと。志村けんが2年前に突然亡くなった際に小川賀子さんが作った曲だとMCで言っていた。その歌に込められた賀子さんの想いにジーンとくる中で、曲の最後に石川浩司さんがアドリブで「志村、後ろ後ろ!」と言った瞬間はぶわっと涙が溢れて何度観ても泣いてしまう。まさか「志村、後ろ後ろ!」で泣くなんて思わなかった。文章で書いてもまったく伝わらないと思うので、ぜひライブを観てほしい!!!


ものすごく楽しくて気持ちいいのだけど、何故か全体的に不思議と生と死の匂いもした。石川浩司さんのソロ曲も、よしこストンペアの曲も、こんなに楽しくて気持ちいいのに。それはきっと、石川浩司さんやよしこストンペアの音楽性であり人間性の中に垣間見れる生きにくさや色んなことを受け入れてきた人間味のようなものが音になっているからなんじゃないかと思った。そして、そういうものをキャッチできる自分で本当によかったという気持ちになれたライブだった。

配信は2022年10月15日(土)までご覧になれます。

ちなみに11月26日(土)には東京吉祥寺MANDA-LAで、同じ布陣でライブがあるようです。いいなー。

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