好きnote 10 「マシマタケシさんの絵」

マシマタケシさんの絵が好きです。

マシマさんの絵との出会いは、「よわいちから」という作品展でした。

友人のサロンで作品展を開催してたので、軽い気持ちで遊びに行った。「かわいいー！ かわいいー！」とか言って観るだけのつもりが、そんな気は一切なかったのにうっかり買ってしまった。しかも絵を買うのは初めてだった。何でかわからないけど離れがたい絵があった。その絵の前から動けなくなるような。

うおー！！ 絵を買うなんて思っても見なかったー！！

って身悶えていたというのに、その3ヶ月後、もう1枚絵を買ってしまう。1枚買っただけで、「うわー！！」ってなってたのに信じられない…。

だけど、この絵を観た時、「これは私だ」と確信していた。

私は地元にある五色塚古墳が好きで、しかも当時alohandというヒーリングマッサージをしようとしていた。

alohaでありながら、前方後円墳のカギ型がバックに！！ 間違いない！！ これは私だ！！
私なんだ！！

マシマさんのブログで絵を観ただけなのに、なんか怖いくらい信じて疑わなくて、速攻で連絡を取って絵を押さえた。しかも、その時、その絵をポンと買えるようなお金はなかったのに！！

今思い返しても、アレは一体何だったんだろうと思う。何のスイッチだったのか…。あの溢れ出た衝動は何だったんだ…。

ただ、今、本当にこのふたつの絵を買ってよかったと思っている。日々いろんな状況が変わったり、私自身に思いがけないことが起きてしまい、どうしよう…どうしたら？ と思った時、あのふたつの絵が急に存在感を増してきたのだ。

そして、それまで忘れてたのに、このふたつの絵の作品展のテーマが「よわいちから」だったことを思い出した。そして、ふと、私にとって本当に大事なのは、この「よわいちから」なんじゃないかと思った。

「がんばろう！」とか「一丸となって！」とか「勝つんだ！」とかじゃない"よわいちから"。

強くならないといけない。

繊細では生きていけない。

賢く立ち回らないといけない。

弱みを見せてはいけない。

無意識にそう思ってた。そして疲れていた。強くなれない、賢く立ち回れない自分はダメだと思って、努力が足りないんだとか、私自身がダメなんだと思っていた。でも、どうやら違うようだ。むしろ、それぞれの人の中にある、もしかしたら、自分がダメだと思っていたような、そんなちからが今、とても大切な気がする。

絵を買ったのは2012年。それからずっと私の部屋で一緒に過ごしてきたマシマさんの絵。

何であんな勢いよく買ってしまったのか、未だにわからないけど、無意識のうちに私の中の「よわいちから」が自然に溢れたのかなぁって何だか思います。

誰でもない私そのものが、いつかそれがわかることを信じて。

そんな不思議な力がマシマタケシさんの絵にはあると思う。

マシマタケシさんのブログ
https://yahama.exblog.jp/