日本の作曲家が中国で仕事をするために知っておくべきこと (前置き)
おはようございます、かわはら社長です。
今日から新しい内容になります。
その名も「日本の作曲家が中国で仕事をするために知っておくべきこと 」です。
これまでは中国市場全般のお話でしたが、この連載では中国から日本に音楽制作を依頼する際のリアルな意見を作曲家さん、音楽プロデューサーさん、作家マネジメント経営者などに向けて、お話ができればと思います。
音楽制作現場と言っても歌モノor劇伴、劇伴でも映画、ドラマ、アニメ、ゲーム、など色々あるので、ひとつずつ噛み砕いてお話できればと思います。
今回からは仕事のお話に近づいていくので割と辛辣な話もあると思います。
でも、よく考えたら当たり前の話なんですよね。
例えばインドは映画市場で米国や中国と並び大国ですが、インドの作曲家が日本で活動したいというのに日本のことを何も知らなければどうでしょうか?
トップクリエイターであっても、簡単に上手くいかないと思います。
孫子の有名な言葉ですが、彼を知り己を知れば百戦殆うからず。
己を知る上で、中国の業界から見た日本を知ることはとても重要だと思います。
自国(日本も音楽マーケットは世界規模でも有数)の市場が大きいこともあり、わざわざ海外で勝負することで機会損失、要するに日本で仕事していたほうが魅力的な仕事ができた。なんてことになる可能性のほうが高いでしょう。
それを含めて大国に胸を借りる気持ちで勝負したい人達に読んでもらえたら、そこで戦っている側として仲間が増えるようでとても嬉しいです。
初回はゲーム劇伴からお話します。