「海のトリトン」

「海のトリトン」がどんな作品なのかは全く知るところがないのだが、先輩のカラオケを聞き、主題歌が大好きになった。なんだか、啄木の「さいはての駅に下り立ち 雪あかり さびしき町にあゆみ入りにき」に近い孤独と覚悟を感じるのだ。

同様のシリーズ(世代ではないためよく分からんが少年の孤独と覚悟っぽいシリーズ)としては、「母をたずねて三千里」の「草原のマルコ」が挙げられるだろう。この主題歌も素晴らしい。
「さあ、出発だ!」というサビに向け、覚悟を決めた少年の涙のように曲が盛り上がっていく。タイトルからも孤独さを感じる作品だが、少年は猿を連れておるようだ。実際のところ彼が孤独と言えるのかどうかは怪しい。


孤独のまま「畜生、前進だ!」と進まねばならない現実もある、しかし心意気が足りないときもある。自分を鼓舞しなければならなくなったら、「トリトン」と「マルコ」を聴いてみるといい。

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