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山口真里さんにインタビュー

ピンク映画で、平成と言う時代を代表する女優さんは?と聞かれたら私は、「山口真里」さんです。

ジャンルや役柄も幅広く活躍され、「山口真里が作品に出演すると、ピンク(映画)色がつくよ」とっ!大御所監督に言わしめた程!
そんな憧れの女優さんのインタビューを一部紹介しています。


■質問:「貴重なフィルム撮影時代の経験者だと思いますが、何かエピソードは?」

山口:「本番がスタートすると、フィルムが回る音に最初は戸惑いました。凄い音がするんですよ、ガーって(笑)。そして渡邉監督からは、フィルムが無くなりそうになると、「そろそろフィルム落ちるよー!!」なんて急かされる事も多々ありました(笑)」

■:「山口さんの場合は、四谷シネキャビンの想い出が多いかと思いますが」

山口:「はい、そうですね。フィルムなのでアフレコをやるじゃないですか? まあ当たり前ですが(最初は)アフレコの経験もないので。アフレコのテクニックというのをのちに勉強するんですが、初めてのときとかは大変ですよね」

■:「別の方の代役でアテたこともありますか?」

山口:「はいアテたこともあります。でも、やっぱり自分にアテたほうがやりやすいです。当たり前ですけど。自分の(台詞を)言ったタイミングとかもありますし」

■:「ある男優さんが『アフレコの時は一週間、そのときの気持ちとモチベーションをキープするのが大変だった』と言っていましたが」

山口:「うん、確かに! 台本でも、私はアフレコに行く前にさらっと台本に目を通して終わりです(笑)アフレコスタジオに入ると、大抵皆さん先にアフレコをされていますから『そうだった、そうだった。こういう作品だったわ』と思い出しながら外で待っていたりしたかなあ?(笑)
(シネキャビンは)狭いから酸欠になるんですよね。あそこ、すごく狭いんですよ」

■:「(シネキャビンは)ブースに2人でいっぱいでしたか…」

山口:「いえ、3人でやっていたときもありましたね。3人のシーンのときに3人で立ってやっていたときもありましたし、4人くらいまではいけたんじゃないでないでしょうか? あと監督さんと助監督さんがいますので。もうギュウギュウで苦しいんですよ、シネキャビンは(笑)」

■:「シネキャビンの『中村の親父さん』って、関係者からよくお名前が出てくるんですけど、中村さんから演技指導があったりしたんですか?」

山口:「中村さんからは、あまりなかったですよ。技師さんですので、演技指導ではなくて『ちょっと今のとこ聞こえにくかったから、こういう風に言えば?』みたいな。それも最初のデビュー当時くらいだったような気がします。あとは監督さんとかが(池島監督など)演技指導してくださいました。でもアフレコは池島組が一番大変だったような記憶です(笑)」


■質問:「ご自身の出演作で、特にお客さんに観て欲しいのは?」

山口:「やっぱり渡邊組かな? 渡邊組で飛騨高山にロケに行った作品があるんですけど。私は、2回飛騨高山に行っているのですが、その作品の一つの作品の主演が眞木あずさちゃんの作品が好きかな?超バカバカしい映画なんですけど(『いんび巫女快感エロ修行2012』)、私はこの映画が一番お気に入りです(笑)友松直之監督作品のも(『わいせつ性楽園~おじさまと私~』)も、すごく好きでした。お話もいつもの友松組ではない感じの、しっとりした作品でこれは好きな作品ですね。」

■:「高山は渡邊監督のお知り合いの別荘か何かですか?」

山口:「そうなんですよ。同級生の方と仰っていたかな? その方がペンションを経営されていて、そこのペンションを借りての、泊りロケですね」

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続きは、本編完全版は販売誌にて掲載いたしましまので、よろしくお願いします。

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