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知的戦闘力を高める 独学の技法

打ち合わせで初めて聞いた問題に対して自分の意見が述べられない時が増えた。企画などを考えるが新しい発想がなかなか生まれない。本は読んでいるし、世の中に出ている記事を読んで、情報収集をしているのに、なぜだろう、その内容が頭に残ってこない。と思った時に手に取った一冊。

1.目的

・インプットをはしているが瞬間的にアウトプットが出てこない

・新しい発想が出てこない

・インプットがストックされない

これらの解決の糸口を掴みたい。


2.気づき

「どうやってインプット量を維持し続けるか」という点と「どうやって定着化を図るか」の2点が問題として浮上してきますが、この2点を解消するためには、常に「問い」を持ってインプットに臨むというのがカギになります。 人の好奇心には一種の臨界密度があります。好奇心というのは要するに質問をたくさん持っているということですが、質問というのは、わかっていないから生まれるのではなく、わかっているからこそ生まれるものです。 だから、学ぶことでわかっている領域の境界線が宇宙に向かって少しずつ広がっていくに従って、「未知の前線」もまた広がることになり、結果として質問の数はどんどん増えてくることになります。 「どうして、こうなっているんだろう?」「恐らく、こうなっているんじゃないか?」という問いを出発点にして、その問いに対する答えを得るためにインプットを行うと、インプットを楽しめるばかりでなく、効率も定着率も高まることで、結果的にストックも充実することになります。

要は常に「問い」を持ってインプットをすることが大事である。そしてどうしたら「問い」が持てるようになるかも記載している。

日常生活の中で感じる素朴な疑問をメモする癖をつけるといいでしょう。

今までインプットが瞬間的に出ない、またはストックされなかったのは、と本書では「独学の戦略」と記載あるが、自分の中で「問い」を日頃から立てずにインプットを続けているから。文字にすると当たり前なのだが、これを常に継続的にやり続けることでインプットがより意味のあるものになる。また自分の脳内でストックせずに外だしすることで、ストックの山を作っていく。

整理の仕方は、 ① 面白かった「事実」② ビジネスや実生活に対する「示唆」③ 具体的な「行動」の仮説

インプットする時は、直感的に面白いと思ったことをピックアップしつつも、上記をセットで考えてストックする。抽象化→構造化。

一つ目は、「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」ということ。そして二つ目が「新しい組み合わせを作り出す才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存する」というものです。ヤングもジョブズも結局のところ、新しいアイデアというのは既存のものを組み合わせることでしか生み出せない、と言っているわけです。 さて、ここで重要になってくるのが、「組み合わせる情報」の数です。(アイデアの作り方)
あらゆる知的生産は、「問う」「疑う」ことから始まります。この点についてはすでに指摘しましたが、質の良い「問い」「疑い」のないところには、質の良い「インプット」は生まれません。

「問う」「疑う」ことから生まれる、組み合わせる情報の数を増やす。そうすることで質の高いインプットを生み出すことができ、アイデアが生まれる。

3.学び

プロセスとしては、 初読 気になったところに、とりあえずアンダーラインを引く 再読 アンダーラインを中心に読んでやはり面白い、重要と思われる箇所に付箋を貼る 三読 付箋を貼った箇所を読んで、後々に参照しそうな箇所を選り抜いて転記する という流れ。

今回はこの流れに沿ってnoteに書いてみた。忘備録的なので自分用だが、またふとした時に実行できているか確かめたい。

・「知の創造は予定調和しない」。常に好奇心を持って日頃から「問い」を立てる。(メモ用のノート買う)

・まずは当たり前を「疑う」こと。その習慣をつけて、何を疑うかの質を高める。

どうしたら「問い」や「疑い」が生まれるか考えてみた結果、2つ実践してみたい。1つ目は、「常に初心であり続けること」。2つ目は「いつもと違う行動」をしてみること。

当たり前を疑えなくなるのは、当たり前でいることに意識が向かなくなるからではないかと思う。マインドフルネス的な考えだと、「いま、ここ」に向き合うことが大事。新鮮な気持ち(初心)で世界を見てみる。そして、いつもと同じ行動をせず、少しでも変化を日常に入れることで当たり前が当たり前でなくなる。相対的な比較が生まれ、「疑い」が生まれやすくなると考える。

まずは3日、次は1週間。少しずつ継続しながら、ストックしていく。

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