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ある日曜の遅き朝に

台所にいってポットの湯を沸かし紅茶を淹れそれを飲みながら窓の外をぼうっと眺めてる。腹は空腹を訴え、はて何を食べようかと台所を見回し目についたビスケット2枚を口に放り込む。
ああダメだ、こんな朝食ではダメだと心の警笛が赤ランプを点滅させる。とっさに栄養価はビスケットよりましだと思われるという理由でバナナを手にとり口に入れる。一口でもう空腹感は薄らいでいるのだが残す訳にもいかないだろう。食べ尽くす。

そして思う。私は独りになれば必ずや自堕落な生活を送る羽目となり、己で、己の息の根を停めるのであろうと。