「般若心経 私は歌う」
必要な情報は必要なときにちゃんと来てくれる
自分に必要なものは探さなくてもちゃんと届く
そんな気分になっている今日このごろです。
偶然見たお知らせで本の発売を知り
先行予約で発売1か月前にこの本を購入、心待ちにしていた本が
海を超えて届き、あっという間に読んでしまいました。
知っている方も多いと思いますが、
知らない方もいるかもしれないので、簡単に。
般若心経を美しいハーモニーとメロディーにのせて
仏教を音楽とかけあわせて伝えている僧侶であり
ミュージシャンの「キッサコ 薬師寺寛邦」さん。
この本の著者でもある臨在宗 海禅寺副住職。
以前から好きで、彼の般若心経をBGMに
聞きながらヨガをやったりしていたんですが
この本を読んで初めて、彼がお寺の一人息子として生まれた生い立ち
お寺を継ぐ宿命に納得できず、ミュージシャンを目指したこと。
ミュージシャンとしてメジャーデビューするも挫折
そして、もどってきた仏教という場所と音楽の融合
そこで大ブレイク。Youtube動画7500万回再生。
歌う僧侶としてツアーで世界を回ることになった今。
という、なぜこの人がここに辿り着いたのかという
背景を知って、更に魅力が増して大好きになりました。
私が初めてこの人が歌う般若心経を知ったのは
2018年のこの京都天龍寺での動画。
https://www.youtube.com/watch?v=wyUaRYLTbr0
春にも秋にも大好きで何度も訪れたことのある京都天龍寺を
背景に優しいメロディーにのせて美しいハーモニーで
読まれる般若心経はなんともいえず癒される気持ちになり
この世界観にすっかり魅了されました
特に背景は知らないまま、この音の心地よさが好きで
ずっと聞いていて、そのときにはすでに
再生回数も多く大人気ではあったけれど、
本を読んでみて、初めて知る、歌う般若心経、
初のお披露目ライブの緊張感。
あのスティーブ・ジョブズの点と点がつながる
スピーチを彷彿とする話に、なんともいえない味があり、
人生って面白いなと思わずにはいられませんでした。
本の後半では、ミュージシャンとしての目線から
般若心経の魅力が解説されていてそれもすごく面白い
500万文字から選ばれた真髄の276文字
時を超えて人々を魅了し続ける般若心経は
作詞・作曲のお手本だった!という興味深い解説。
そして、ミュージシャンを志したこの人ならではの視点
「イマジン(Imagine)」は般若心経だった!という話。
ジョン・レノンのイマジンはみんな知っているし
般若心経を知っている人も多いけど、
この2つを並べてみたことは一度もなかった。
だけど、確かに言われてみると
世界観は同じだと思わずにはいられません。
そして、ちょうど本を読み終わったところで
この薬師寺寛邦さんのことを私に教えてくれた長年の友人から
偶然にもメッセージが入り、
「般若心経✕Imagineのプレミアライブ始まるよ!」と。
彼女がときおり届けてくれる情報は
いつも私の心のど真ん中で、彼女の言葉に
導かれるように高野山にも足を運びました。
「タイミング絶妙すぎる!」と
早速プレミアライブを聞いてみました。
公開2日で1万回再生の動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=Ya12UpAMUJ0
無意味に繰り返される戦火の最近の世界情勢を鑑みても
心に響くImagineの歌詞と、そのバックに絡み合う般若心経。
日本や禅の文化が好きだったジョン・レノンが
聴いたらきっと喜ぶだろうねと、
その長年の友達と感動を分かちあいました。
この人の歌で般若心経がもっとたくさんの人に
馴染みやすい物として広がっていったらいいなと思います。
生きていこう
生きていこう
みんなで繋がりあって、生きていこう
幸せはいつでも
すぐそこにあるから
(般若心経最後の部分、薬師寺寛邦訳)
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