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マインドフルイーティング(食べる瞑想)

マインドフルネス・メディテーションのひとつに、食べ物を五感を使ってゆっくりと味わう「マインドフルイーティング」があります。

マインドフルイーティングとは

普段、食事をする時、食事だけに集中してゆっくりと時間をかけて、ひとつひとつの料理を味わう機会は少ないかと思います。テレビを見ながらだとか、他のことを考えながらだとか、時間がなくて急いで食べて何を食べたのかもよく覚えてない時もあるかと思います。 「マインドフルイーティング」は、口に入れる前に時間をかけて食べ物をゆっくり観察 し、その食べ物を見た時や口に入れた時の自分の感覚も客観的に観察していきます。

感謝の気持ちが生まれたり、子供のような新鮮な目で物事をとらえることができるようになります。習慣にするとゆっくりと味わいながら、食事ができるようになり、ダイエット の効果もあります。

では、私が好きなフルーツを使ったマインドフル・イーティング・メディテーションのやり方を。今はイチゴが美味しいので、イチゴをマインドフルに食べてみるのはいかがでしょうか。

マインドフルイーティングのやり方

1. まず、イチゴを一粒手に取って、今まで見たことがないかのように、じっくりと見てみて下さい。まるで子供が生まれて初めてイチゴを手渡された かのようにです。
2. 指先で触ってみてもいいですし、ヘタを持って、形、色などじっくりと観察見てください。 光の加減で色が変わるかもしれません。匂いや音があるかも観察してみてください。 初めて経験するような子供のような好奇心を持って、見てみてください。
3. 口の近くに持ってきてください。自分がどんなことを考えているか観察してみてください。「早く食べたい!」と思っているかもしれません。
4. では、目を閉じて口を開けて、イチゴを一粒口に入れてください。そして、ゆっくり 噛み始めてください。マインドフルに、今、口の中でどんなことが起きているのか 注意を向けてみて下さい。感覚、味覚、食感、噛む音、唾液... いろんなことが同時に起きているかと思います。
5. 心の中でも何か変化が起きているかと思います。もしかしたら、前に食べたイチゴと比べているかもしれません。前回より甘いとか、前回食べたものの方がよかったとか。または、今すぐもうひとつ食べたいって思ってい るかもしれません。よく観察したら、いろんな感情や思考がわき起こってきているはずです。
6. 1つ目が食べ終わったら、もう2つ目を最初と同じくらいの注意を向けて食べ始めてみて下さい。
7. では、食べ終えたら、座っている自分の身体に意識を持ってきてください。そして、目を開けてください。

もちろん、イチゴでなくても大丈夫です。フルーツではなくても、どんな食べ物でもできます。新しい発見もあり楽しいです。習慣にすると食べ過ぎ防止にもなります。

告知です!

そして、またしつこく告知をさせて下さい! 来る2月28日(木)の19時から原宿の玄米菜食カフェ、Hanada Rossoにて、発酵料理家のミヤザキアサコさんと『発酵ごはん×マインドフルイーティング』というイベントを開催します! 私は米麹とアサコさんの発酵料理で五感を使って食べる「マインドフルイーティング」をします。目に見えない小さい麹菌たちに思いを馳せながらメディテーションします。この日は食育の先駆者、山本彌恵子先生もいらっしゃいます。

*写真はアサコさんの発酵食プレートの一例です。