国会もマスコミもChatGPT

昨年11月に公開されて以来、世間はChatGPTの話題が尽きない。
 
アメリカの国会では、アメリカとイスラエルが共同で設立予定のAIセンターについて、ChatGPTに書かせた原稿が読み上げられた。今日はカナダのCBCラジオで、キャスターが観光地の案内をChatGPTに書かせた原稿を読み上げていた。

アメリカの国会議員は「ChatGPTから適切な原稿を引き出すためには何度もプロンプトを書き直す必要があった」と言っている。それでも、書き直したのはプロンプトのほうで、引き出した原稿はそのまま議会の場で読んだらしい。つまりうまくプロンプトを入力すると、人間がほとんど手を入れなくてよい結果を引き出せるということだ。
 
もちろん今はまだChatGPTそのものが目新しい。だから、「これはChatGPTに書かせたものです」というコメントつきで引用される。でも、そのうちChatGPTが当然になると、触れられることもなくりそうだ。
 
ChatGPTはあまりに便利なので、まちがいなく定着するだろう。さて、長所をかしこく利用しつつ、気をつけておきたいのは何だろう。考えることがつきない。
 
 
関連サイト:
◆This Speech Read on the House Floor Was Generated by ChatGPT
https://youtu.be/OHa1w2wtlt8
◆Member of Congress Reads AI-Generated Speech on House Floor
 https://www.usnews.com/news/offbeat/articles/2023-01-25/member-of-congress-reads-ai-generated-speech-on-house-floor

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