【パニック障害の思考/深層心理】パニック障害を杉本が治した方法【乗り物恐怖、広場恐怖、パニック発作の予期不安改善方法】
パニック障害を克服するために/パニック障害の思考回路と杉本のPD体験
このコラムは私(杉本)のパニック障害、乗り物恐怖症、パニック発作、過呼吸等に関する体験談です。
自分の意志の力なんて糞の役に立たないほどの圧倒的なパニック症状は、一度起きてしまうと、パニック発作そのものがトラウマとなり、何度も起きることで健康と精神状態への自信を失ってしまいます。
それまで健康的な人であってもそうです。
パニック障害になると薬だけが増えていったり、外出恐怖症になったり、一人でいることが怖くなったり(留守番恐怖)、最終的にうつ病となっていったり、脳と深層心理にエグいぐらいにパニックの恐怖が刻み込まれてしまいます。
これを改善、克服させるために私(杉本)が何をしていったのか、私のパニック障害の体験談を書いていきます。それではどうぞ!
パニック障害・不安神経症の一般的な思考回路
パニック障害は私を含めて、目標や人生、仕事などに燃えていて、やる気や元気を元々持っている人が多いようです。
パニック障害だった私が以下に書いていることをそのまま経験しましたし、パニック障害の人にある程度共通している思考だと思います。
人に負けないくらいに頑張ってしまう人が、限界を超えてがんばる。
心身共にぼろぼろになるまで疲労していても、それでも突っ走る。そんなとき、体調に異変が起きる。
人によって、心臓がおかしくなったのかも!?、と思えるほど動悸が激しくなったり、胸が息苦しくなったり、呼吸困難になったり、過呼吸になったり、震えが来たり、などしてしまいます。
ある日を境に発作的に起きてしまい、その恐怖と予期不安から、どんどんパニックの症状にのまれていってしまう・・・・・・。
何で急に自分にこんなことが起きるんだろう? 理由がまったくわからない。
それまで健康で何もなかったのに!
そう思ってしまったら最後、必要以上に敏感にパニックの症状に執着してしまう。
パニック障害、予期不安克服方法これさえなければ……あのときは本当によかったのに! などと、とらわれてしまいます。
それまで健康体で何の身体的な悩みがなかったのに、急に訪れた破滅と恐怖の足音・・・・・。
二度とあんな苦しい思いはしたくない!
しかし、現実にパニック発作が起きてしまう。
過去の良かった時と比べて、現在が地獄に感じるし、未来も予期不安のせいで先が見えない・・・・・。
交感神経、副交感神経の自律神経のバランスが壊れ、交感神経はとことん戦闘態勢に入ってしまってします。
これでもか、とばかりに全力全快で暴走してしまう。
全神経と全エネルギーを使って、悩みを爆発させてしまう。
ですから、ソファーにくつろいだ姿勢でいるとします。
普通だったら、心も体も落ち着いてはいなくてはいけないのに、フルマラソンをしているぐらいの心臓の鼓動が早くなる。そうなると、そのことに執着してしまう。
なぜ!? どうしよう! と焦りと不安、恐怖、そしてパニックに入ってしまう。
つらいパニック障害に陥る具体的な例
なりやすい具体的な例です。
身内に病人が出てしまうとします。昼夜問わず必死で看病します。
自分の健康、体調を考えずに、持ち前のガッツとエネルギーから、とことん頑張ってしまいます。
看病が終わり、限界まで体が消耗していたのを知らずに、気持ちだけで動いてしまうとき、バランスが崩れてしまいます。ギャップが出てしまう。
必要以上に体が疲れ果てて、酷使しているような場合の後にパニック発作がなりやすい。
このパニック発作に執着してとらわれてしまったら最後、パニック障害となってしまい、予期不安がさらにパニック発作を呼びこむ構図になってしまう。
最初はおかしいな、と病院で検査をする。物理的な異常かもしれない。
でも、検査の結果は、悪いところは何にもない。
ところが、現実に症状は治まらない。息苦しさや動悸がひどいけれど、本当に体はどこも悪いところはないとの検査結果。
自分が感じる症状は現実にあるのに・・・・・・。
必要以上になぜという思考回路が頭を支配してしまう。頭の中を駆けめぐる。
そうなると、緊張がエスカレートして、常にそのことが起きてしまうようになる。
実質、パニック発作が起きろ、パニックに陥れ、という強力な自己暗示を自分にかけていることになっている。
フィジカルの異常だったら、どんなによかったか、のちのち思い知る。
それだったら薬を飲んだり、手術をしたりすれば、体の治癒能力で治る見込みが多い。
予期不安、常に症状と体の異変のチェック、その執着が次なるパニック発作を呼び込む
でも、パニック障害は精神的なものから発生していて、自己治癒能力はない。
治そうとすればするほど、どんどん焦り、症状をチェックし、予期不安をチェックし、それへの知恵をくたくたになるまでやり、余計パニックの症状を意識して強化する。
どんなことをしても無駄に終わる。行動も破滅的なまでに制限される。何にも出来なくなる。
ただおびえ続ける毎日。
出かける前に自分の今日の体調のチェック、出かけるときには、行った先のいろいろな状況や場面で、自分の状態は大丈夫かな、と考えてしまう。
どうしてもパニック発作が起きた時の悪い想像をしてしまう。
だから、日に日に行動する範囲が狭くなってしまう。
途中でパニックになったとき、身内とか知人が常にそばにいてほしいと思う。最悪なときにいつでも助けてくれるという人が身近にいるという発想からそれは出ています。
乗り物恐怖症、飛行機恐怖症、電車恐怖症、そして罪悪感
電車に乗るときに、途中下車できるのも計算に入れる。
飛行機のように長距離を密室で、しかも途中下車は出来ないときには、乗る前からパニックになってしまう。
新幹線は当然乗れないし、普通列車でも各駅しか乗れない。
友人や恋人、夫婦、パートナーと一緒に行動したとしても、各駅で下車して心を落ち着けなければならないことに罪悪感を感じてしまう。
旅行にもいけなくなり、申し訳なく思う。
かと言って、誰も付き添ってくれる人がいないと、不安でたまらない。
でも、パニック発作が起きた時に頼ることにもありがたいと同時に罪の意識を持ってしまう。
何をするにしても、恐怖、不安、後悔がつきまとう。
いつも前もって、最悪になったときにどんな風に回避できるか、それを考えながら行動する。
乗り物、旅行、買い物、散歩、すべてのあらゆる行動にカセと恐怖とパニック障害がつきまとう。
町内から外に出られない、あるテリトリーから一歩を踏み出すと必ず恐怖に襲われる。
最悪、家で一人でいるのも恐怖になってしまう。パニック状態になったときに、助けてくれる人がそばにいないと不安になるから……
同じことの永遠の繰り返し…薬を飲んで待っていてもいつまで経っても治らない
フラッシュバック、予期不安、息苦しさ、心臓の鼓動、神経の暴走、恐怖、頭が真っ白になる、パニック、知恵での対策、なぜなんだ、これさえなければ、悪循環、くたくた、惨め、フラストレーション、焦燥感、絶望、ぐだぐだ、暗黒、、症状チェック……の毎日。
これが永遠と繰り返されてしまう
パニック障害は悩んでいて、いいことなんか一つもない症状です。
だけど、パニック障害に陥った以上は、何としても克服しなければならない症状でもあります。
とはいっても、 もう一生治らない絶望感、時間だけが過ぎていく焦り、でもなにかしないといけない。
でもそれがない……
いや、抗不安薬やSSRIなど抗うつ薬がある。そして精神科や心療内科に行き、薬をもらう。
それでとりあえずしのげるかもと思う。
だけど、薬は次第にきかなくなり、パニック発作が起きるのも怖いため、背に腹は変えられず薬を増やす。強い薬を出してもらう。
精神科医は、患者が辛いと言ったら、薬を出さざるをえないから、精神科医に相談すればするほど、薬漬けになってしまう構図がある。
だから、パニック障害の人ほど薬に頼ってしまい、依存体質から脱せなくなる。
かといってそれも罪悪感を感じる。だけど飲まないわけにはいかない・・・・・
必ず時間が経つとまた薬の効きが悪くなる。
いい加減このまま薬を飲んでいてもパニック障害が治らないことを悟ってしまう。そうなると、今度は薬を減らそうとする。薬そのものが恐怖になるからだ。
薬に頼るにしても、今より少なくしたい気持ちもある。
しかし、減薬が思った以上に大変で、コンディションが悪くなる。パニック障害の症状が悪化してしまう。
そこで不安に駆られ、薬を再び飲んでしまう。でも、前と同じ量では効かない。どうしようもなくなって、薬の量を増やす。
減薬をするつもりだったのに、今度は増薬となってしまう。飲んでいる薬は劇薬だから、体に負担が来る。副作用もひどい。こうなると社会生活もおぼつかなくなり、生活の質も保てなくなってしまう。時間が経てば経つほど薬漬けになり、治る見込みもない。将来もないし未来がない。
うつ病とは無縁だった人でもパニック障害と予期不安によってうつ病になっていく
絶望的になり、うつ病に陥っていく。あれだけ元気だった自分が、うつ病のどん底で苦しむことになる・・・・。
一番うつ病になりにくいタイプだった人でも、パニック障害、毎日の予期不安や外出恐怖や広場恐怖症、そして乗り物恐怖症・・・・。ただでさえ肩身が狭い思いをしているのに、周囲の人の助けが必要な自分・・・・。
パニック障害と不安神経症の人が陥る罠、僕のパニック障害次の思考回路や体験記でした。
杉本のパニック障害改善の記録、克服体験談
次は、私(杉本)のパニック障害が治った体験談です。
上の段にも書きましたが、パニック障害で電車に乗れない(電車恐怖症、乗り物恐怖症)のが僕の最初のパニック障害の症状でした。
しかし幸運なことに、パニック障害を克服できた自己正常化プログラムに通い始めた当時、大阪に住んでいた為、電車に乗れずに通えました。
パニック障害で、乗り物が関係するとき、いろいろな治療法や心理セラピーに通えないことが一番の苦しいことかもしれない(症状の副産物として)。
移動手段が非常に制限される為、良くなりようがなくなってしまいます。
苦手な乗り物とは別に、いつ何時、なにかしらのことで、パニック症状が起きたらどうしよう、と常に自分の心と相談していました。
家から出ることすら怖くなり、また一人でいることも恐ろしく、どっちへ進むにしても常に不安で苦しい状況でした。
パニック障害や予期不安の特徴 ~になったらどうしよう
パニック障害、予期不安克服方法パニック障害が治った今僕は電車に乗れます。不安にさいなまれることもありません。
必要以上の疑い深さも消えました。「~になったらどうしよう」ということもなくなりました。
「来るなら来い」という強い気持ちで居られます(結局パニック発作が来たことは一度もありません)
でも、昔を思い浮かべると、よくパニック障害を克服できたな、とあきれるくらいです。
最悪の時は、部屋にいても、常にマイナスの感情と恐怖と不安と心身症が自分を襲い続けました。
安心できる時間は一時たりともなく、眠ろうにも眠りに入る自分をいつも神経質に意識し、見張っている自分がいました。
ひたすら布団をかぶって、それらが通り過ぎるのを待っていました。一日でやることと言ったら、寝ることだけ。何をしても楽しくないし、未来もありませんでした。
そうなってしまう前に、自分の症状が、そもそも一体何なのかまったくわからない状態でした。
体の不調を疑い、まず内科に行きました。でも異常はないと言われ、それ以来、遅ればせながら、心が関係することに気がつきました。
そして、書物で調べ、心療内科に通いました。
とても期待があり、これで症状が改善されるかな、という淡い期待を胸に抱いていました・・・・。
ドクターショッピング、心理療法難民
パニック障害だと言うことがそこでわかり、気持ちはけっこう楽になったように感じました。
はじめて病名がわかったのですから。
でも、待っていたのは、抗不安薬と抗うつ薬を飲み続けるだけの単純作業でした。
向精神薬の副作用もあり、毎日ふらふらし、足下もおぼつかなくなったほどです。
だから、一日中布団の中にいたわけです。
それでも、パニック発作を起こさないように、一時しのぎの為に飲み続けていました。
しかし、不安は増す一方で、向精神薬も増やされる一方。
副作用がひどくなり、パニック障害自体も苦しさもあって、大学生活を続けることも出来なくなり、ドロップアウトせざるを得なくなりました。
パニック障害、予期不安克服方法心療内科も何個も変えました。ドクターショッピングです。
しかし、変え続けるたびに、自分の意志とは反対に薬への依存はひどくなっていきました。
副作用に耐えられず、そのころ通っていた心理カウンセラーに減らした方がいいと言われ、向精神薬を徐々に減らしていきました。
しかし、パニック障害の症状はどんどん悪化しつづけました。
もう電車に乗れない、といったレベルではなくなっていたのです。
心が完全に崩れ去っていました。
うつ病の黒い悪魔に襲われ、いっそのこと、自殺してなにもかもさっぱりしたい、と思い続けた毎日でした。長く生きることは出来ないな、と真剣に思い詰めました。
パニック障害になる前に描いていた自分の夢が果たせなくなったことに絶望し、夢を諦めるだけでもつらかったのに、毎日毎日苦しみと不安の毎日。
行動したくてもできない呪われた状況、廃人生活を続けている自分への嫌悪感、元気だった頃の自分との比較、元気に動いている友人や世間の人への劣等感、親への申し訳無さ・・・・
それぐらい、自分の神経が強迫的に自分を襲い続けました。
死んだほうがよっぽどマシだった時期でした。
パニック障害、乗り物恐怖症、電車恐怖症が治っていく体験談
そのときです。
岩波英知先生の自己正常化プログラムに出会ったことがきっかけで、すべてがいい方向に向かいました。
聞きしにまさる天才的な感覚と技術を持った先生でした。
パニック障害のこと、心の悩みのメカニズム、予期不安の心理、自分の悩みのことを驚くほど精通していました。
なんでパニックが起きてしまうのか、どうしたらパニック障害が解決できていくのか、自分は何をすればいいのか、的確にとても力強くサポートしてくれました。
岩波先生の自己正常化プログラムを受け、パニック障害の症状も、襲い来る不安も軽減していきました。
そして避けては通れないこと、電車に乗ってみることにチャレンジをする時が来ました。
不安や恐怖が、快速電車に乗る前はあったけれど、何ともなく乗れたとき、奇跡が起きたと感じました。そのまま終点まで乗っていました。
このときぐらいうれしかったことはなかったです(岩波先生と出会ったことをのぞく)。
僕にとって奇跡的なことが起きました。人から見たら、快速電車に乗れたことぐらいなんだと思われるかもしれないけれど、僕にとってこれほど自信になったことはなかったです。
不安と恐怖とパニック障害におそわれ続け、悪循環にはまり込んでいた自分の心が、その前から破壊され、好循環にすり変わっていきました。
どんどん生きる自分の居場所が削り取られている感覚から、生きていていいんだ、と素直に希望が生まれ続ける感覚に変わっていきました。
黒い悪魔から解放され、晴れやかな気持ちがしました。
「すごすぎる、やばすぎる、ありえない」岩波英知という存在が成し得る天才的施術
自分も必死で努力したつもりです。
でも、何にもまして、岩波先生の天才的な技術やパニック障害への深い造詣がなければ、こんなことはありえませんでした。ほんとうに感謝です
減薬も無事成功しました。向精神薬はやばいです。しかし、減薬は慎重にしなくてはいけません。パニック障害そのものが良くなっても、今度は減薬という大きな仕事が待っています。そちらでもつまづかないでください。
パニック障害は必ず良くなるものです。克服して、かつての元気な、夢がたくさんあった時に戻ってください。
こんな症状に振り回されるのはたくさんです。
これは人生すべてを破壊する悪魔みたいなものです。
でも、悪魔の勝手にしていていいはずはないです。
必ず打ち破らないといけないし、誰であっても打ち破れないわけがないんです!
杉本よしお(マインドアートフレンズメンバー)
パニック障害や岩波先生の自己正常化プログラムについての相談はこちら
(どんな悩みなのか、、苦しさの種類や年齢、性別などを教えてください。必ず秘密は守ります。
岩波先生の自己正常化プログラムにとても興味があり受けたいけれど迷っている方の相談ものっています。力になります!
まずはFAQを読んでからメールしてください)
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フレンズメンバーの自己正常化プログラムや岩波英知先生に関するブログ、体験談集
自己正常化プログラムの体験談掲載サイト(パニック障害克服体験談あり)
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