2匹の猫の腎不全 ~黒猫その2~

水を飲みすぎ、尿も多すぎる黒猫をすぐさま、近所の評判の良い獣医さんのところに連れていく。
これまでは、6月あたりにちょっとだけお腹を壊す、それくらいしかかかったこともなかった。
血液検査の結果は

クレアチニン 3.9
尿素窒素(BUN)57
ステージ3。腎臓の機能は10%まで低下。

できることとしては、週に2回の点滴と言われた。
点滴は、1回約5千円。
それでも、いつまでもつか、わからない。
正直コロナが流行する前のその頃、我が家にないのは、お金より時間だった。私は当時、月1回も休みがないほど仕事を入れていた。喘息だったが通院できず、勤務先の医療機関の昼休みに、他科なのに切れた薬を処方してもらったり、家に帰れない時期があったり、かなり無理な生活をしていた。フリーランスなので、働けば働くほど、収入は増える。当時はありがたいことに、仕事を選ばないと一週間のスケジュールがあふれるほど仕事はあり、猫の医療費は何とかなった。
ただ、週2の通院、私は、行けない。
1回はシッターさんに行ってもらい、1回は夫が行ってくれることに。
幸い症状は落ち着いて、血液検査は2か月に一回となり、そこからしばらく、週2の点滴通院生活が、続いた。







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