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いつもこんな感じだ。

娘が猫を拾ったとSOSの電話をしてきた。私はそのときちょうど、こ寿々さん(ポメラニアン♀1歳)のグルーミングをしていた。相変わらず毛をとかすことが大嫌いなこ寿々さんは、ガウガウと私の手を甘噛みしながら私に羽交い締めされていて、側からみれば動物虐待に見えたかもしれない。でもグルーミングしないとそれはもっと虐待だと思うから、どんな風に見られてもいい。ただとかしてあげないと。毛をふわふわに。
そんなだから、そんなもん(仔猫)なんて拾ってこないでよほんと、やめてよ。世の中コロナコロナ言ってる最中、街のノラネコだってコロナになってるかもしれないんだよ、ほんとそーいうのやめてくれる?なんて暴言を吐きつつも、どのくらいの大きさなのか、大きめの段ボール箱に入れなさいとか、ペットシーツや仔猫用のご飯も猫砂もあったほうがいいとか、できれば病院にすぐ連れて行ってとかその時の身の振り方を事細かく伝える。自分でどうにかしようとして拾ってきたんだろうから、最初にやらなきゃいけないことなんかもググって調べているに違いないけれど、まずは娘自身にも落ち着いてもらわねばと思う。とまぁ、自分の部屋でケージ買って飼うと言ってし、あとで大家さんに相談して(マンションはペット可能なので、申請すれば多少の家賃値上げは仕方ないにしても住むことは可能だ)その先のことは考えればいいやと思うことにした。

祈ったのは、ウイルス性猫白血病、エイズ、両方のキャリアではないことだけ。あ、もちろんコロナも。

その時送られてきた仔猫の画像に愕然とした。もしかしたら私だったら家庭環境を考えて、ごめんよ…と見てみぬふりをしてしまったかもしれない。ものすごい猫風邪の影響か、目は塞がっていて栄養失調気味のどう見ても可愛くない仔猫。鈍臭い娘がひょっこりと連れて帰ってこられるくらいだから、相当弱っていたに違いない。

と、仔猫との出会いはそんな感じ。

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