みーちゃん

大阪の限界OL。編集の仕事をしています。1996年早生まれ。

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最近の記事

人の幸せ

兄から、「二人目の子どもができた」と連絡をもらった。 甥っ子が生まれる! 我が親族に新メンバーが加わるのだ。 しかし私の心中はまだら模様であった。 最近、周囲の結婚ラッシュは少々落ち着いて、出産ラッシュが押し寄せてきたように思う。 クリスマスのインスタのタイムラインは、パートナーとのデート投稿から、子どもへのプレゼント投稿が一気に増えた。 私はというと、噂に聞いていた「子持ちへの嫉妬・羨望・将来の不安」がいよいよ輪郭をあらわしてきている。 ちょっと前まではそんなに感じ

    • 運命とか人の死とか

      2年前のクリスマス。 後に夫となる人の涙を、初めて目にした日である。 その日は彼が会社帰りにうちへ寄って、ごはんを食べていくことになっていたのだが、彼は来るなり「後で話さなきゃいけないことがあるんだよね、クリスマスにするような話じゃないんだけど」とはにかんで言った。 食事後に話してくれたのは、母親の余命宣告のこと。突然病気が見つかって、あと数ヶ月の命だという。 努めて冷静に話していた彼は、どこかでスイッチが入ったのか、声を震わせ詰まらせた。「男なら泣くな」と言われて育っ

      • 続・ジュニアに捧ぐ

        だいぶ前、弊社社長のジュニアが頑張っているという話をした。 ジュニアは今も頑張っている。 が、正直、会社全体がかなりめんどくさいことになってきた。 以下、フェイク入れつつ経緯↓ 業務改善を図るためにジュニアが立ち上げたプロジェクトは、最初こそ彼が1人でやっていたものの、「全社員の声を聞きたい」と始めた個人面談が終わるや否や、優秀な若手社員数名が「プロジェクトメンバー」として選出された。 デカいプロジェクトだし、彼だけで進めていくのは困難なので、チームは必須であろう。

        • ウェディングドレス試着してきたよレポ 〜怒りのアラサー編〜

          3月に結婚式場を決めて、4月上旬に最初の打ち合わせをした。 担当「提携のドレス店は3つありますが、どこにするかもう決めましたか?」 私「いえ全然」 担当「じゃあ各店から試着予約のご連絡をするよう言っておきますね!メールか電話どちらがいいですか?」 私「仕事で出られないことがあるのでメールがいいです」 担当「かしこまりました!」 2週間ほど経ち、A店からだけメールが来た。 B店からは電話が来て、「今出先なので予定が分からなくて…」と言ったら「また改めますね!」と言われ、その

          どうでもいいと思うマナー/あまり叫ばれないが私は許さないよと思うマナー

          普段マナーに厳しい上司が、今度定年になる偉い人への退職祝いとして中高年社員10名から500~600円集めて5,000~6,000円のものを贈ろうとしており、(小学生のプレゼント…?)(マナーとは…)(心とは…)(そもそも人間とは…)と思った。 というわけで、本日は表題の件について書きたいと思います。 😅どうでもいいと思うマナー😅 1.電車内で通話するな 先日、電車内で女子高生二人が適切な声量でお喋りしていた。途中で一人のスマホに友達から電話がかかってきたので、彼女はそ

          どうでもいいと思うマナー/あまり叫ばれないが私は許さないよと思うマナー

          老けた

          (カバー写真は鴨川を渡る母です) 「いつまでも若々しくいるためにはどうしたら…」などと考え始めていることに気づき、これが「老け」かと絶望する。この先も長い人生、27などまだまだ若造なのに。(明日死ぬかもしれないので長いとは限りませんよね?はい論破) 最近の主な関心事は夫婦関係、妊活、キャリアプラン、副業、貯金、節約、医療保険、ニキビの治りの遅さ、頬のたるみ、骨盤の歪み、腹のプヨつき、尻のセルライト等々。「もし子どもできたらしばらく行けなくなるからネ」という動機で焦って旅行

          春が本当に苦手だった。 暖かな日差し、柔らかな匂い、微笑む花びら、上を向いて歩く人々。こんなにも世界が幸福に包まれているのに、それを感じれば感じるほど、悲しみの海に身を沈める季節が春だった。 家族ができたからか、今年の春はなんか大丈夫である。単純だが、そういえば本格的に春が無理になったのは一人暮らしを始めた頃からだったような気もする。 もしかすると私はずっと寂しかったのかもしれない。 (フーン、そうだったんだ…私……) 先日会社の後輩と飲みに行ったのですが、その子に

          4年前の失恋と、大阪

          間もなく、大阪に住んで5年になる。最初の4年半は阿倍野区というところに住んで、去年引っ越しをした。 阿倍野区に住んでいた頃、半年間だけ付き合った男がいる。今の夫にぼんやりと好意をもっていたけど年の差もあるし職場恋愛やだなーと思っていた時期、その気持ちを忘れるためにアプリを始めた。彼はそこで出会った人だ。 少し歳上の彼は、日本で2番目に頭がいい某有名大学在学中に文学賞をとって小説家デビューし、今も執筆活動を続けているという、華々しい経歴の持ち主だった。初めて会った時からジェ

          4年前の失恋と、大阪

          母の子育て

          元旦、義兄姉の家族が総勢6名やってきた。 「12時に来る」「義姉家族は寿司を持って来てくれる、そして夜には帰る」「義兄家族は夜までいる」ということだけ分かっていたが、連絡窓口である夫がなぜかあまり連絡を取ろうとしない(謎の阿吽の呼吸で動こうとする)ので、食事の支度などどこまでしておけばよいか分からなかった。 結局、お雑煮と、サラダと、貰い物のキャビアとイクラがあったのでカナッペだけ作っておいたら、親族たちが(えっそんなに気ぃ使わなくていいのに…)みたいな感じになって大変気

          母の子育て

          結婚感想文(後編)

          全然書かねーくせにアレだけど、ただ出来事を記すことにそろそろ飽きてきた。俺は、"本質"の話をしてェんだ… このシリーズは今回でやっと完結しま〜す 9月1週目 家の引き渡し 婚姻届を出した4日後は家の引き渡し日だった。といってもただ鍵を渡されるだけではなく、引き渡し備品やら家のあらゆるものの説明書やら重要書類やらをどっさり渡されたり、管理会社からマンションのルールを説明されたり、これまた書類をどっさり渡されたりと様々な儀式があり、3時間以上かかった。 ちなみにそれらの書類

          結婚感想文(後編)

          結婚感想文(中編)

          やっと中編だネ…(いつまでかかるの) 8月上旬 家電購入 スゲー疲れた義理家族イベの翌日、私と彼氏はヨドバシカメラ梅田店にいた。 そう、新居で使う家電を買い揃えるためである… 私たちは互いに一人暮らしが長く、家具家電はほとんどが寿命間近、または寿命を超えてもなお働かされ続けているという状況だった。 何年も前から「いつか引っ越すかもしれないし…」と買い替えを我慢し続けていた私(重い)は、興奮が止まらない。事前に相場を調べて決めたそれぞれの予算メモを握りしめ、1日かけて商品

          結婚感想文(中編)

          結婚感想文(前編)

          お久しぶりです…✋ 結婚にまつわるここ最近のことを、記します。 7月上旬 新居購入申し込み 「共に暮らしましょう」と彼氏に提案し、沈黙され、2時間待機した後に「沈黙長いですよ」とツッコミを入れてから、約10ヶ月。 ついに新居が決まり、購入申し込みを行った。 私にとっては大変長かった10ヶ月も、彼氏にとってはあっという間だっただろう。 相変わらず掴みどころのない、何考えてんのかよくわかんね〜この男だが、ちゃんと実印を持参して、ウン千万の買い物を約束する山ほどの書類に署

          結婚感想文(前編)

          愛のあいさつ

          休日出勤の帰り道、(銀行印を作ろう。)と思い立った。 通勤路の途中に怪しげなハンコ屋がある。 居酒屋のような電飾看板で「いらっしゃいませ」の文字が流れていて、店外のスピーカーで常に謎のクラシック音楽を流している。昨日はオッフェンバックの「天国と地獄」、今日はエルガーの「愛のあいさつ」。 実は4年前にもここでハンコを作ったことがあるのだが、さすが足立区上がりの新社会人は怖いもの知らずだったと見える。今は、かなり入りたくない。 といいつつ、まあタイミング逃すとズルズル忘れそ

          愛のあいさつ

          義姉に会った

          突然48歳の姉ができ、21歳の姪ができた。というか、もうすぐできる。 人生何があるのか分からないものですね。 「気が強くてしっかり者」だと聞いていた義姉。会って数分で、(確かに………)と思った。おそらく、一定数の人に怖がられるタイプの女性だ。 でも、意地悪な人ではないと思う。今後、この人がもし私のことを嫌ったら、わざわざ近寄ってきて意地悪するのではなく、静かに距離を取るだろう。この違いはとても大切なポイントだ。 「なんかサバサバ・ハッキリしている人」「すごく愛想がいいけ

          義姉に会った

          人生における勝者とは何か?

          私には、あんまり仕事ができない上司と、すごく仕事ができる先輩がいるのですが、以前までは前者が敗者で、後者が勝者だと思っていたわけです。嫌な言い方だけど、負け組、勝ち組みたいなことね。 だって上司はあんまり頭がよくなくて、理解力も低くて、容量も悪くて、完全に情けないおじさんなのだ。対して先輩は、頭脳明晰、知識豊富、人柄良好、上層部にも期待され、何でもできるし任される。 正直、上司のことは可哀想だなぁと思っていたし、先輩のことは凄いなぁと思って一生懸命真似していた。 そうしてい

          人生における勝者とは何か?

          決断力

          類は友を呼ぶ。というけれど、私の周りの人間はどうだろうか。 結構、いろんな人がいると思う。共通しているのはほぼ全員根暗であるということくらいか。 決断力、について考えた時にそう思った。 なぜ決断力について考えたかというと:彼氏が引越し先(マンション購入)を永遠に決めないからである。 一生に一度の大きな買い物だから決められない、と言う。 良い物件がどんどん売れていく中、それを、永遠に言っている。 私の家族は全員「どうせ決めなきゃいけないんだから今決めちゃおうよ!なんとかな