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湊乃はとの書籍まとめでございます。 (更新:2024/06/08) 販売中100年くらい前のどこかの誰かの話が主です。 書籍には旧字体フォントを使用。 明治後期〜昭和初期あたりの東京や、その頃の風俗がお好きな方におすすめ。 あまり再販はしませんので、ぜひ在庫のあるうちに。 書籍あり〼 盗蜜(2024)7/15ごろ第二刷印刷予定 傍から掠め取る蜜は甘い。 銀座のカフェーで生きる女給の物語。 ある男との心中から生還した廣谷松は、神田榮と名を変えて、カフェーの女給となった。
書籍詳細 第二十八回文学フリマ東京新刊。 「平成時代の終わりに」「平成小品」「置キ土産」の章題のもと、小品35点収録。 初刷 2019/5/1 / 文庫判(A6) / 本文114ページ / ¥800 あらすじ まずは気取ったあらすじがこちら。 旧字体が読みにくいと思われるため、新字体でも以下書き起こします。 新しい元号が決まりました。 新しい時代の始まりです。 過ぎた世に戻ることはできなくても、ただ振り返ることはできる。 平成年間に書いていたものをかき集めました。
2019年5月発行の「平成小品集」。 書籍は完売、再販の予定もないため、内容を抜粋して公開します。 小説とも随想ともとれぬ、ショートショートの数々です。 とても古い小品が並んでいます。 前半はショートショート。後半はそれなりの長さのものが数点。 他の小品もよろしければどうぞ。 置キ土産うつくしいかたち 朝起きると世界が灰色に覆われていた。木も、道路も、空も、すべてが。世界一大きい火山が噴火して、その火山灰が空を覆い、結果人類が滅亡するというシナリオがいつかあったけれど
2019年5月発行の「平成小品集」。 書籍は完売、再販の予定もないため、内容を抜粋して公開します。 小説とも随想ともとれぬ、ショートショートの数々です。 前半は東京について。後半は小説のようなもの。 他の小品もよろしければどうぞ。 平成小品東京 東京駅 トーキョーは架空の都市であると思っていた。人の津波が毎日寄せる新宿、若さの溢れぶつかる渋谷。古い時計の鳴り続ける銀座、もうずっと玄関のような顔をした東京。 ふと手にした画集をぱらぱらやると、浮世絵が江戸の人々を生活さ
2019年5月発行の「平成小品集」。 書籍は完売、再販の予定もないため、内容を抜粋して公開します。 小説とも随想ともとれぬ、ショートショートの数々です。 この回は比較的新しいものが収録されています。 他の小品もよろしければどうぞ。 平成時代の終わりに「新しい、元号は、令和であります」 と、菅官房長官が会見を開いた時は恐らく、電車内で、上司と新人に挟まれ、他愛もない話題を提供していた。月に一度本社まで赴かなければならない会議の──それは私が出るべく最後のもの、の帰りである。