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IT事業部としての最初の業務活動を決めていく話 前編


どんな活動をしていこうか

前回の記事ではIT事業部を立ち上げたきっかけについて書きました。
ではIT事業部でどんな活動をしていこうか?今回はこのお話をしようと思います。

IT事業部の現在の目標は「訪問看護師と訪問リハビリの人が訪問活動業務に専念できるよう、それ以外の業務負担を軽減すること」です。
最近は訪問看護ステーション向けのアプリなども見かけるようになり、みなとまちでも訪問看護向けアプリを利用しています。
しかし、請求業務やスケジュール管理、レセプト関連など、どちらかというと事務職員の業務に対する効率化が多いような気がしています。

もちろん事務業務の効率化もとても大事です。
ですが、世の中に事務業務の効率化する手段は増えてきているので、
私たちは訪問看護師・リハビリの業務を効率化する必要があると考えました。

基本的な訪問看護・リハビリ業務はメインの仕事となる「主体業務」と、
主体業務以外である「付帯業務」とに分かれます。
具体的な業務内容でいうと、以下のような業務が挙げられます。
主体業務:訪問業務
付帯業務:訪問先への移動
     ご利用者様に関する情報収集
     訪問記録
     担当者間での連絡や申し送り
     CMや主治医、ご家族との連絡
     スケジュール調整
     などなど

主体業務は看護師さんやリハビリの人にとって、
一番時間をかけてていねいに行っていきたい業務です。
また、業務時間内にめいいっぱい訪問業務が入っている時は、
記録や情報共有などは業務時間外に行わなければいきません。

なので、まずはこの付帯業務の部分を効率化できるところはないかなと考えるようになりました。

現場で困っていることは?

しかし、上記での書いていることは私個人のあくまで想像です。
1年ほど理学療法士として訪問リハビリをしていたので、大きくはずれていないとは思っていますが、やっぱり他の人の意見も聞いてみる必要がありました。

協力をお願いしたのは、ベテラン看護師かつ管理者でもあるWさん、私の理学療法士先輩のTさんの2人でした。
お二人とも担当しているご利用者様が多く、お忙しいなかお願いしたのですが、2人とも快く協力していただき本当にうれしかったです。

お二人へはヒアリングをすることにし、1人あたり1時間ほどお話の時間をいただきました。
そんなにかしこまった感じではなく、いつも通りの雑談の延長戦のような感じで、「これはちょっと大変だよねー」「こんな風にできたらいいのにね」
みたいな感じで思いつくままに、なんでも言っていただきました。

そんなヒアリングをして困っていることをたくさん挙げてくれたなか、グループ分けしてみると主に
・毎日の看護記録(カルテ)に関する困りごと
・計画書、報告書作成業務に関する困りごと
・CMや主治医との情報共有に関する困りごと
・その他
に分類できました。

↓これは2人からヒアリングした困りごとをまとめた表です。


看護記録に関する困りごと
月1の計画書や報告書に関する困りごと
CMやDrとの情報共有をすることに関する困りごと
その他の困りごと


ヒアリングから看護師やリハビリの方が困っていることを把握することができました。
ではこれからどこの業務を改善していこうか、についてお話していきたいのですが、
ちょっと長くなってきたので今日はここまでにしようと思います。

次回は、得られたヒアリング結果からどこの業務を改善するのか、そしてどのように改善していくのか、を書いていきたいと思います。

もしよかったら次回もまた見にみにきてください。
次回はこちらから↓