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【セカンドハウス購入エッセイ第60回:残り208日】「新しい生き方?もともとの生き方?」港区賃貸の僕が、なぜ田舎にセカンドハウスを買うのか。

正月の新聞に、東京からの100キロ圏内への移住が増えていると言うニュースがあった。やはりコロナ禍で、ある一定以上の人たちは、東京から離れてある程度自由度の高い(東京から見ると)田舎の方向に出て行くということを考えているらしい。
この記事を見て僕が思ったのは、この移住への捉え方には、どうやら2種類あるぞと言うことだ。それは、「新しい生き方」と「もともとの生き方」と言うものだ。

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新しい生き方と見る場合…

おそらく多くの人は、この移住と言う生き方が新しい生き方と言うふうに見えるんだと思う。実際に僕も以前だったらそういう風に思っていたと思う。つまり、東京や大阪名古屋などの大都市間に住むということが「普通」であり、田舎に住むと言うのはなんとも珍しく不思議なそして今の時代だからこそ考えられる新しい生き方だと言うふうに捉えると言うことだ。

もともとの生き方と見る場合…

もともとの生き方と見る、なかなかこんな風に見ている人は正直言うと周りにもほとんどいないんじゃないかなぁと思う。「もともと」とここで言っているのは、そもそも人間と言うのは、こういった自然の中で暮らしていたんじゃないかと言う前提だ。これは大都市に暮らしているということ自体が逆に、珍しいことなんだと言う前提とも言える。

どっちが正しいということではないが…

これは価値観の問題なので、どちらが正しいのかどちらの方がいいとかって言う話ではないが、なんとなく僕からすると、これまでは「新しい生き方」だと思っていたが、実際には田舎で過ごしてみると、「あこれは、やっぱり人間て動物で、こういった中で過ごす方が普通なのかもしれない」と言う「もともとの生き方に戻ってきた」と言うふうに捉えた方がなんとなく自然なような気もする。
そもそも東京や大阪名古屋といった大都市に住むようになったのってどのくらいの期間なんだろうか。
よくよく考えてみれば、東京に人が集まるっていうのは、昭和の時代に高度経済成長期を迎えたことによって、スタートした事だからつまり歴史としては、70年くらいのもんだろうか。

でも人間の歴史って、もっともっと長いわけで。そう考えると、やっぱり僕はこれは新しい生き方ではなく、本来のもともとの生き方に戻っているんだ、というふうに考えた方が実は自然なのかもしれないなぁと考えた。

ではでは。

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