【お宝を見逃すな!】ホラゲ作者が選ぶ『東京ゲームダンジョン4で遊んだ推したいADVゲーム 10選』
東京ゲームダンジョンとはインディーゲームの展示会です。
まだまだ若いこのイベントですが熱気は国内最大級と言っても過言ではないでしょう。
制作者が参加者を迎え撃つ様はまさにダンジョン。ここにはお宝がザックザク。そこで見つけた素敵なゲームの一部をご紹介します。本当はもっと紹介したいのですが果てしないので…。
お前だれ?
普段は個人制作をしていて、今は少人数のチーム制作をしている専業のゲーム開発者です。
代表作は『モン娘ぐらでぃえーた』でSteamやNintendo Switchなどで2万本以上DLしていただきました(大感謝)。現在はインターネットで活動するイラストレーターのつきのせ氏と『琉奈と悪夢の館』という洋館探索ホラー脱出ゲームを制作しています。
作品紹介
刑死のためのカウンセル
死刑囚に対してカウンセリングをおこない懺悔させる『刑死のためのカウンセル』。
デモでは顔合わせ程度の部分しか遊びませんでしたが死刑囚は全く反省しておらず、なんでこんなことをしたのかとても気になる内容でした。
メインビジュアルや基本モノクロの画作りもかっこよくきまっていて、海外受けも良さそうです。後悔させて尊厳破壊する展開とか…あるのかな…(ドキドキ)。
ちなみにカウンセリング中に写真(イラストだったかもしれない)をクリックすることで『心の中の妹』と会話することができる。本当にカウンセリングが必要なのは主人公なのかもしれない…。
Romp of Dump
『刑死のためのカウンセル』に引き続き囚人ゲー(?)である『Romp of Dump』も見逃せません。
クズ囚人と賭けトランプをして赤裸々な過去を暴き出すゲームとのことで、尊厳破壊フォロワーのみなさんはぜひ注目してください。
デモ版を遊んでいる時は「人畜無害そうな顔をしているこの子も猟奇犯罪者なんだよなぁ」と考えていました。しかし話を進めているとなにか様子がおかしいというミステリー的な部分もあるっぽい?そんな気になるところでデモ版が終了してしまいました。ぐぬぬ…。
と、そんな残念がる人に朗報です。なんと東京ゲームダンジョン開催中にSteamにて早期アクセスとして公開されました!マーケティングがうまい!このゲームは動画を見るよりも遊んだ時のLive2Dの魅力が味わえるのでぜひ実際に遊んでみてください。
幽町
『幽町(カクリマチ)』は片腕がない少年が怪しい仮面をつけた青年と帰り道を探す探索ゲーム。
デモ版では怪しいお兄さんと共に怪しい空間を探索したり異形に追いかけられたりしました。
絵本のような絵柄からの「小学校以下の方はプレイをご遠慮ください」という表示はとてもドキドキしますね。欠損、出血、暴力、虐待の表現があるらしいですよ奥さん。今後リョータくんがどんな表情を見せてくれるか、どんな異形が出てくるのか楽しみですね。
体験版は2月に配信されるらしいです。
脳みそジャーニー
『脳みそジャーニー』は殺人鬼に殺されたあとに蘇った少年モンプチが脳みそを取り戻す旅を描いたゲーム。
本作の特徴はかわいいモンプチのかわいそかわいい様子がコミカルに描かれる点だと勝手に思っています。モンプチ含めた人外キャラクターがたくさん出てくるシナリオに目が離せません!
あと個人的に好きな要素としてマップの作り込みを挙げたいですね。決して広くはありませんが密度が高く、調べた時のリアクションも楽しくて隅から隅まで調べたくなってしまいます。
ゲームオーバーのコレクション要素(何個あるのかマップに表示されている)があり、ゲームオーバーシーンを見るのが攻略よりも大切な僕としては大変うれしいです。
『脳みそジャーニー』はSteamにてストアページを公開中。
運命改変
人に触れることで過去を見ることができる少年が立てこもり事件に遭遇し、自分の能力を駆使して犯人を説得するというのがデモのシナリオでした。
展示されていたデモではエンディングが4種ということですが、僕は説得に失敗し人質になっていた女学生が射殺され主人公は非難を浴びるというエンディングでした。犯人もかなり訳ありっぽくて、シナリオの根本を担うような超展開がここから起きるかも…?とにかく先が気になる内容でしたね。
また、ペルソナが好きということで、ビジュアルだけでなくUIからもそれを感じました。演出も丁寧に作られていてコンシューマーゲームのような完成度から期待が高まっています。この作品に出会いためにゲームダンジョンに参加したといってもいいくらいの価値があったでしょう。
すっごく推したいタイトルなんですがネット上に情報がまだ無いんですよね。これは意図的に情報を出していないらしく、このおかげで本当はこのゲームが存在しないのではないかと思っています。
ちなみに目隠し拘束された女学生が出てきます。現場からは以上です。
ヒサとヨミ
横スクロールアドベンチャーという点で勝手に親近感を感じている『ヒサとヨミ』はとにかくビジュアルが美しい。美しいだけでなく、少ないコマ数で表現されるアニメーションも見ていてため息が出るほど。
魔法使いが自分の願いを叶えるために人々の願いを叶えていく優しいゲームと思いきや、魔法を使いすぎると大変な目に遭ってしまったり、敵に攻撃されることもあるとのこと。一体どうなってしまうんだ…。
『ヒサとヨミ』はSteamにてストアページを公開中。
ノウ
見た目が不気味だけどちょっと切ないと感じる『ノウ』は異形好きには堪りません。
でも一番気になるところは脳内で誰かが「命令に従え」と語りかけてくるところでした。「命令に従う」「命令に従わない」という選択肢が表示されているので「逆らったどうなるんだろう…」と終始ドキドキしていました。
自分が触った範囲では味わえませんでしたがアクション部分もがっつりある模様。この先、死にゲーがあるぞ。
『ノウ』はSteamにてストアページを公開中。
異住
『異住』は7人チームという大所帯で制作されているホラー風の脱出ゲーム。
展示されていたデモは数分のみプレイ可能でしたがそれだけでも不気味な家に閉じ込められる恐怖という魅力がしっかり伝わりました。背景も綺麗でした。
どうやらリメイク?アップデート?のようで元になった作品はDLsiteで販売されていました。今後Steam版でも販売するとかしないとか(記憶が曖昧)。
シュガーカルトパラダイム
前回の記事でも紹介した『シュガーカルトパラダイム』ですがデモ版を遊んだので再度紹介させてください。
お菓子の国のお菓子屋さんというメルヘンなところに働きに来たのは、この国から逃げるためにお金を貯めたい青年ジル。どうやらもうすぐ戦争がはじまるらしいです。不穏ですねー。
お菓子を作るためには外で材料を取ってくる必要があるのですが、外には異形が徘徊していました。不穏。かわいいビジュアルに不穏要素ががっつり入っている本作から目が離せません。
『シュガーカルトパラダイム』はSteamにてストアページを公開中。
最後に
実は僕も東京ゲームダンジョン4にサークル側として出展していたのですが、周りが全部好きなタイプのゲームで最高でした。過去一楽しかったです。あなたがダンジョンで見つけたお宝もぜひ教えてください。
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