限界合作6,7の裏側と解説

みなさんこんにちは。
巳波みなとと言います。

先日、限界合作という映像の合作企画を公開しました。
多くのご視聴や称賛の声を頂き、本当にうれしいです。ありがとうございました。

視聴はここからできます
https://www.youtube.com/playlist?list=PLPRh71R74VuIbyk6N7dPzghMUQN6oIAM0

今回は、この限界合作について、主催目線から裏側の公開と解説をします。

雰囲気・個性の秘密

限界合作は、毎度その統一された雰囲気に定評を頂いています。
でも、雰囲気は統一されているのに個性は出まくりという、結構不思議な合作です。

これは、事前に「この曲についてどう思うか」「これはどんな曲か」を会議ですり合わせているからです。

会議では、合作に関する様々な共通事項を決めています。
基調とする色・雰囲気、全体的なストーリー、踏切や人物などのオブジェクトを担当する人、参加者リストを担当する人
などです。

逆にいうと、これ以外の制限は(著作権や法律的な制限を除き)一切なく、自由に制作することができます。
なぜかというと、私は、創作はその製作者の個性や考えがとても大事だと思っているので、できる限り自由に、斬新に、自分らしくやってほしいと考えているからです。
だから限界合作では、できる限り本人のやりたいことに沿うようにしていますし、やりたいことに対して極力否定をしないようにしています。

今回は、雰囲気を統一するために、どちらの合作も全員で同じ人体モデルを利用しています。(気づきました?)
自分で絵を描く人も、人体モデルを参考に描いてもらいました。
なので、「あれ?さっきと違うモデルが登場してるぞ?同じモデルっていう設定なのかな....ストーリーがよくわからん」といったことが無いようになってます。

人体モデルの秘密

実は今回、人体モデルに関してもこだわってみました。

限界合作6の少女レイは、「Tac式ミクVer2.1.2」というモデルを使用しています。
少女レイの設定は、元動画を見る限りセーラー服です。
そして、少女レイを歌っているのは初音ミクです。
歌っているミクと少女レイを重ねたモデルを採用した、というわけですね。

まぁ、セーラー服のほうが夏っぽいですからね、かなり違和感の無い映像になったんじゃないかな。

限界合作7では、GUMIのモデルを採用しました。
採用したモデルは、「さぼてん式GUMI 恋心」です。

これは正直、GUMIだからGUMI!wという感じで決めてしまったんですが、こちらは登場方法にこだわってます。

最後に「本性を見せてよ」や「その面の皮を剥がしてさあ曝け出して」など、「暴かれる」感があるなぁと思ったので、最初は顔が見えないようにして、最後に顔が見えるようにする、というストーリーを設定しました。
(合作を見てもらえれば、途中まで顔が出ないようになってるのがわかると思います)

主催の秘密

私には、主催をするにあたってのポリシーのようなものがあります。
以下はその一例です

・否定しない(相手を尊重する)
・褒める
・みんなが当事者になれるようにする
・主催も参加者も対等な関係にする
・参加者に還元する

まずは、否定しない、ということですが、基本的に限界合作では、先述の通り自由に制作してもらっています。個性を否定しません。これにより、多種多様で面白い合作になっています。
また、良いところを褒める、というのを合作全体のモチベーション向上のために行っています。

そして、みんなが当事者になれるようにする、ということですが、限界合作では、基本的にほとんどの取り決めを私一人では行っていません。
合作の曲も参加者による提案と投票で決定していますし、雰囲気などの会議はかならず周知して参加者を集めた上で行っています。
私含めみんなが参加者で、みんなが運営なのです。
みんなが当事者意識を持つと、合作を伸びれば喜んでくれるし、合作が評価されればみんなが嬉しい気持ちになります。
これはとても良い効果を発揮していると思っています。

あとの2つは言葉の通りですが、まず、「おれは主催だぞ!えっへん!」みたいにならないように心がけています。
普通に参加者として会話するし、合作内の雑談でもラフに話してます。
これは主にチームの一体感の向上のためです。
これによって、質問しやすい、納期遅れや問題発生などをしっかり報告できるような環境になります。
還元は、正直できているかわかりませんが、参加者の知名度向上に貢献できるよう、様々な工夫を行っています。

以上のポリシーは、主に限界大会などの運営から着想を得ています。
クリエイターがより楽しく、充実した創作生活を行えるような企画を運営するというのは、限界大会から引き継いでいる私のポリシーです。

参加者の秘密

実は今回は、半数以上が初めての参加者でした。
限界合作は、元々限界創作村というサーバーで始まった身内企画だったのですが、多くの人にご視聴頂き、かなり知名度を上げました。

それに伴って、より多くのクリエイターに参加してもらおうとこれまで様々なアプローチをしてきました(DMでこちらから誘ったり、Twitterで募集したり)。その結果、今回のようにたくさんの新規参加者に参加してもらえるようになりました。

これからも、限界合作はたくさんのクリエイターの夢の舞台であり続けるため、いろいろな手で参加者の多様化を進めていきたいと思います。

私のパートの解説

今回、私のパートではりんごを使いました。

これは、「人間らしい」という曲を聞いて、人間としての本性、ありのままについて考えたところ、起源の中にりんごがあったなぁということで採用しています。

最後らへんでりんごを破壊しているのは、泣いた理想論者を表していたりします。

まぁぶっちゃけそんなに深い意味はないです。

おわりに

限界合作6, 7、お疲れ様でした。

私自身、過去最大級の大型企画でとても疲れましたが、とても楽しく、勉強になりました。

これからも限界合作が限界合作であり続けるため、頑張って運営していきますのでご視聴、ご参加どうぞ宜しくお願い致します。

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