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機材レビュー:EBMM JP6 Stealth Black

アホゆえにまたEBMMを増やしてしまったので、テキトーに感想を書きます。
※まだレコーディングで使ってないので、使ってるうちに感想が変わるかもしれません。

左からオリジナルJP6、JP6 Stealth Black、JP6 BFR Koa Top

なぜ買ったのか

EBMMに限って言うと、最初に買ったのがJP6 Koa Top(写真右)。その後Artisan Majesty 7、Jason Richardson Cutlass 7、オリジナルのJohn Petrucci 6(写真の左)と来ました。
オリジナルJP6を買って使ってみて感じたのは、思いのほかポコポコと鳴るタイプのギターだなってこと。かなり古い個体(2002年製)なのでコンディションの問題もあるかもしれないけど、少なくともこの個体に関しては、もう少しタイトでダイナミクスが安定した感じになったらな〜と考えてました。Koa Topが物理的にもサウンド的にもかなり重くずっしりした感じなので余計にそう感じる。
で、手を加えるとしたらステンレスフレット化してPU交換して…とか考えてたところに、売却益+改造費+αくらいで買えそうなStealth Blackを発見。オリジナルはローズウッド指板なので、これがエボニーになって、さらにネックも全面塗装になったら良い感じなのでは?ってことで購入。

しばらく弾いた感想

まず、オリジナルよりはまとまってる。アタックもより明瞭だし、ダイナミクスが安定してて弾きやすい。ただ、2002年製から2021年製に持ち替えたわけだからコンディションが全然違うので、どこまでがスペックによる差なのかはよく分からない。スペックについて考えても、指板、フレット材、ネック塗装、PUが違うので、どれが貢献してるかもよく分からない。まあギターはトータルバランスだから、原因を特定する意味もないんだけどね。

まとまったとは言っても、JR Cutlass、BFR Koa Topなどの締まったギターと比べると、オリジナルの持ち味は残している。簡単に言うと「フワッ」としていて良く鳴る。エアリーで、チェンバードなんじゃないかと思うくらい。やや軽い感じの音。悪くいえばスカスカな印象がある。このエアー感が、クリーンでは広がり感になるし、歪みでは幅の広い太さになる。その分重心は高く、「ヘヴィか?」と言われると微妙。これはオリジナルとStealth Blackに共通した印象なので、バスウッドのせいかもしれないが、ボディ材がそこまで影響するとも考えにくい。難しい。

特にフロントリードはマイルドな甘さがあって非常に好き。これはKoa Topも同様。(PUにもよるけど)タイトすぎるギターだと「フロントとリアの音一緒じゃね?」となることもあるけど、JPはどれもフロントがすごくリキッドで良い。

たとえばMayonesがボールペンなら、JR Cutlassは油性ペンで、JPは筆。ただしこれは生音でそう感じるってだけで、ライン録りしてアンシミュ通すと大差はない。でも、確かに少し違う。

コイルタップとピエゾもついてるので、太い歪みからきらびやかなクリーンまで対応できるのは他のJPモデルと同様。

総じてDream Theaterの音。ギター1本でプログメタルをやる場合、タイトすぎて線が細いギターだとバンドサウンド全体が寂しくなってしまうので、ある程度幅の広さを持たせているんだろうなと思うし、JP本人もそんなことを言ってた。特にJPは音源でもギター1本だったりするしね。あくまでゴリゴリのメタルギアではなく、全ての面でバランスよく得点できる万能選手。

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