脳トレとハチと、少女漫画。

この間の若年性健忘症のことがあったので、できるだけnoteを書こうとしているのだけど、どんどん離婚問題から離れていくのは、普段はもうほとんど意識しないからだろう。今日はドコモショップで契約者の名前を戻しそびれていて、結婚とかされました?と聞かれたけれど。離婚とか、しました。

で、ハチ。会社の普段付き合いのないメンバーでの研修で登山があって、山の中でまさかのハチに刺された。長袖を着ていたのに、チクッとしたなと思ったら、ハチが止まっていて、下手に払ったら針が変な風に曲がったりするのでは???とパニックに陥ってたら、同行者の男性(多分わたしより若い)が持ってたタオルで振り払ってくれた。果たしてそれが正しい方法だったかはわからないけれど、とりあえずハチはいなくなり、わたしの腕にはアザが残った。

そこからは責任者の若い男性(多分年齢そんなに変わらない)が、ポイズンリムーバーという初めて見る代物で毒を吸い取ってくれて、ばんそうこうを貼ってくれた。

おかげさまでその後痛みもなく、かゆみもなく、でも調べたらやっぱりハチは怖いというので、自宅付近に帰ってきて念のため皮膚科を受診しようと待機している。

で、ハチの話はさておき気づいてしまったのだが、このハプニング中に接触した男性を、わたしは恋愛対象として見ようとしていた。

一人目は、割とチャラい人だった。男女問わず人懐っこいと言うべきだろうか。たまたま前後で下山してる途中のできごとで、そこまで会話をしたわけではなかったけれど、左手の薬指の結婚指輪を見て、少し残念に思い、残念に思うことにびっくりした。

二人目は、とても真面目そうで、顔までも几帳面そうなイケメンだった。治療道具が途中の山小屋にあるということで、薄暗いところで二人きりになった時点で意識をして、ここで急にキスをしたらどうなるだろう、なんてことが一瞬だけ頭をかすめた。

わたしは以前書いた通りかなりの少女漫画脳で、これでも一応恥を忍んで書いている。というか大変恥ずかしい。いかにまともな恋愛をせずに漫画を読んできたかがよくわかるが、そんな妄想までしたところで、彼氏のことを思い出した。

彼氏とはとてもうまくいっている。ありがたいくらいだ。それでも最初の、少しメンヘラなくらいの束縛さはすっかり消え失せて、大変ゆるやかな関係になっている。

これは離婚した元だんなも同じだった。恋人関係だったはずなのに、同じ家で暮らし家族になるにつれ、「好きな人」ではなく、「きょうだい」のような感覚になった。もちろん好きだし、よろこんでほしいし、でもそこにときめきはなかった。もちろんそれを夫婦と呼ぶのかもしれないけれど、結局わたしの脳は恋愛を求めていたのかもしれない。

それが今もなのか、ここで「何を馬鹿なことを」と気づいて、恋愛を求める連鎖を断ち切れるかは、わたし次第……もしくは出会う男性次第、だろうか。何もかもがドンピシャなタイプに万が一言い寄られたりなどしたら、自分は大丈夫だと言い張れる自信が、残念ながらわたしはない。歴史は繰り返す可能性が大いにある。

意外と離婚問題に戻ってきたところで、随分待たされた割に診察はさくっと終わった。薬を塗って様子見。ハチは時間をおいて腫れることもあるらしい。これ以上変な虫に引っかからないよう、せいぜい気をつけたい。(全然上手いこと言えてない)(変な気を起こさないよう気をつけるべき)