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僕の小規模な退職

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2024年2月26日。人生のターニングポイント。20代半ばから勤めた会社を辞めるきっかけの出来事が起きる。数日悩んだ末に退職を決意。約19年勤めた会社。中年おじさん。中間管理職か…
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#新しい生き方

僕の小規模な退職 その11

毎日続いた出勤の日々も終わる。 このタイミングで朝のルーティンでも振り返ってみようじゃないか。 いつの日かの自分に見せる備忘録である。 朝のルーティン。 毎朝6時半頃起床。 布団の中目覚ましアラームの解除ついでにスマホでポイ活。 ついでにニュースアプリやSNSを見て…おっといかんいかん出勤準備をしなくては。(ここまで15分程) 軽くストレッチをしたのちトイレで排便。 トイレの中でもスマホをポチポチ…おっといかんいかん早く出勤準備をしなくては(ここまで15分程) あっとい

僕の小規模な退職 その8

週末。 明日は休みだ。 これが最後の週末だ。 なぜだろう。 もうじき毎日が休みの日々になるというのに、やはり週末は嬉しい。 1週間勤務したからご褒美の様な気分がするのだろうか。 それとも習慣化された1週間のサイクルが、自分の体内時計的な何かしらの脳の働きによって喜びの指令でも出しているのだろうか。 最終出社日を迎えたらどうなるのだろう。 それでもやはり週末になるとウキウキするのだろうか。 とはいえ毎日休み。 月曜になっても出勤しなくても良いと思ったら日曜の夜からウキウキす

僕の小規模な退職 その7

退職を決めてからというものの、ほぼ毎日定時退社をしている。 入社以来、連日定時退社するのは初めての事じゃなかろうか。 連続定時退社の記録更新だ。 退社目前で連続定時退社の新記録を更新し続ける事ができたのだ。 貴重な経験だ。 さて定時退社の記録更新中。 通勤には公共交通を利用しているのだが、ふと家まで歩いて帰ってみようじゃないかと思い立った。 そう春らしくなってきたこの頃。 何か新しい発見があるかもしれない。 小さい春を見つけるかもしれない。 会社を出た瞬間にそういう考えが降

僕の小規模な退職 その6

仕事を辞めると決めてからの開放感と急に襲ってくる不安。 躁と鬱。 あんなに開放的な気持ちで晴れ晴れしていたのに 最終出社日が迫った今、なんだか気持ちが晴れない。 退職を後悔してる? いやいや、今の会社に未練は無い。 だから辞める事には後悔は無い。 ただ、自分は辞めるが残り続ける人達はいる。 彼らと自分とでは何が違うのか。 境遇や待遇、環境、経験、思想、思考…等など当然ながら同じでは無い。 いや、そういう事では無い。 まだまだ続けられる人達がいる一方で自分は嫌になって辞めただ

僕の小規模な退職 その5

急に不安な気持ちが襲ってきた。 退職を決めてからというものの張り詰めていたものが切れたというか背負っていた荷物を降ろせたというか、なんというか晴れ晴れとした気持ちでいたのだが。 急に不安な気持ちが全身を蝕むのである。 この先、職を失ったままになるんじゃない。 何の仕事もなく年老いていくのじゃないか。 社会復帰できないのではないか。 自分には何も無いんじゃないか。 何もかも失ってしまうんじゃないか。 結局自分は何も成し遂げられない人間だったんじゃないか。 などなどネガテ

僕の小規模な退職 その4

昨日で3月も終わり今日から4月がスタート。 会社によって決算月は異なれど世の中的には新年度の始まりである。 学生達は新しい学校、学年を迎え初登校の日を待ちわびている頃か。 新社会人達はフレッシュな気持ちで入社式に望んでいることだろう。 4月は新しいものが始まる時期である。 ということは必然的に3月は終わりを迎えるものがある。 テレビの中でも番組から「卒業」を迎えるキャスターやタレント、芸人コンビの解散など「終わり」を迎えたものを目にした。 その中でも自分が一番の関心を持っ

僕の小規模な退職 その3

朝の連続テレビ小説が最終回を迎えた。 「ブギウギ」。 毎日楽しく見させていただいた。 でも今回は「ブギウギ」のことではない。 BSで再放送していた「まんぷく」である。 昔からスピリチュアル的なものは好きなのであるが、今回「まんぷく」の最終回を迎えて何か因果のようなものを感じた。 「まんぷく」が本放送されていたのは2018年10月〜2019年3月。 奇しくもその2019年は自分の中に退職の波が訪れていた時期だ。 転勤で現在の土地に訪れ、知り合いもいない仕事もうまくいかない

僕の小規模な退職 その2

さてさて退職を決めたものの 次をどうするか悩んでいる。 自分に出来ることといえば 長年続けたグラフィックデザインのみ。 大学3年生の時にAdobe Illustratorに出会い将来の道を決めた。 途中脱線したこともあったが もう20年以上は紙媒体のデザインを続けてきた。 今さら他の職種を行うことなんて出来ないだろう。 というよりも新しいことにチャレンジする意欲が無い。 今あるスキルで生活できればそれで良い。 だが世の中はそんなヌルい考えの人間など必要としていないだろう

僕の小規模な退職

書き出しが難しい。 文章を書くなんて苦手でしかない。 だが書いてみることにした。 なぜかというとこれからの人生をどうするか悩んでいるからだ。 20代半ばに入社し約19年勤めた会社を辞めることにした。 現在44歳。中間管理職の中年おじさんである。 退職を決意してから4週間経った。 忘れもしない2月26日8時58分。 上司から送られてきた1通のあるメールがきっかけだ。 数日間悩み、その週末に決意した。 翌週には退職意思を伝え先週退職届を出した。 最終出社日までの日数が迫って