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DIYで塗装する前に知っておきたい「プライマー」知らないと後悔します

DIYとなると塗装する機会も増えてきますよね。
DIYを始めたばかりの頃って、塗料もよくわからないで選ぶのも大変だけど、塗る場所に応じた下処理というのもあるもので。

この下処理を適当にすると、後々塗料がボロボロ剥がれたりして、その処理がまた大変だったりします。

塗れることは塗れるけど、年数を重ねたときにもそれをキープできるか、ここが大事なわけです。

ということで、今回は塗装のする前に知っておきたい「プライマー」についてのわかりやすい動画をご紹介します。

前回に引き続き、きじのらchannel【DIY PAINT】さんの『【検証】よく使うプライマーの密着性はどれくらいあるのか?クロスカットで真剣に検証してみた。知らない人向けにプライマーの説明あり!!』という動画です。

きじのらさんは、1級建築塗装技能士であり、塗装屋さんの店主さんでもある塗装のプロ。今回はプライマーをしているものとしていないものなどの比較検証をとてもわかりやすく解説されている動画で、プライマーの重要性がわかる、塗装前に是非知っておきたい内容となっていますので、お見逃しなく。

DIY塗装でのプライマー

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今回は、プライマーの比較検証を「クロスカット法」のような簡易的な方法での検証とのこと。塗装の頑丈さを確認するための検証方法ですね。

塗装屋さんは、ステンレス、アルミ、銅、メッキ素材など鉄製以外のものに使うのがほとんどで、鉄の場合は、サビが出るから、プライマーではなく錆止めを使用するのだそうです。その方が塗膜のもちもいいんですって。

ただ、DIYでやる場合には、プロのような塗料を揃えるだけでも費用がかかるうえに、残った材料の処分にも困るので、多用途のプライマーを使うことで節約をしてほしい、というきじとらさんの優しいお心遣いでの検証です。

なるほど~、たしかに塗料ってあれこれ揃えると結構費用がかさむんですよね。ほんと、ありがたいご配慮でございます。

ブリキに塗料でプライマーの密着性検証

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さて、今回の検証はブリキへの塗装です。

1.そのまま塗装
2.240番のサンドペーパーでヤスリがけして塗装
3.プライマーを下塗りして塗装
4.240番のサンドペーパーでヤスリがけ、さらにプライマーを塗ってから塗装

これを

・ガチ塗りプライマー(REVO JAPAN)
・ミッチャクロン マルチ(染めQテクノロジー)

の2種類のプライマーを使い比較検証しています。
使う塗料はミルクペイントの「インクブラック」。

ぶりきを8つに区分けして、それぞれの加工をして、そこにミルクペイントを2度塗りしていきます。

塗面にカッターで傷をつけて剥がれるか

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それぞれの塗装が完了したら、こまかな碁盤の目のようにカッターでラインを入れていきます。
この上からセロテープを貼って、塗料が剥がれるかどうかというのを見ていくわけです。

・何もしていない⇒塗料がかなり剥がれる
・プライマーのみ⇒剥がれない
・ペーパーのみ⇒塗料がかなり剥がれる
・プライマーとペーパー⇒剥がれない

といった結果になりました。

プライマーを塗ってからの塗装だと、カッターで細かな傷を付けているにも関わらず、テープを貼っても剥がれないというのは驚きですね。

なんとなくサンドペーパーだけでもいけるんじゃないかと思ったのですが、検証ではかなり剥がれていましたね。

表面がツルツルしてるところに塗装する場合は、ペーパーとプライマーというダブルの下処理をするといいとのこと。

素材によって検証結果は変わることもあるということですが、これ、とても参考になりますね。

セロテープで剥がれるということは、ちょっとぶつけたり、引っ掻いてしまったりで、簡単に剥がれるってことですもんね。プライマーの重要性、よくわかりました。

ちなみに、ミッチャクロンは木材には使えないそうです。用途など使用説明をよく確認しましょう、とのことでした。


これまでにご紹介してきた動画の中でもプライマーを使っているケースがあって、あひるは「それってどうしても必要なのかな」とか「プライマー塗るならやすりはやんなくて良さそう」とか思ってたけど、長持ちさせるということを重視するなら、こういうしっかりとした下処理が大事なんだということをしっかりと学べた動画でした。

きじのらさん、前回に引き続き、塗装の大事なポイントがいろいろわかりました。ありがとうございますm(_ _)m



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